人間牧場

〇おやつに駄菓子

 私は余り間食をしない方ですが、講演などに出かけると、時々その地方の銘菓と呼ばれるお饅頭や地酒などをお土産にいただきます。酒を飲まない私ですから酒や焼酎は、仲間内に横流しして喜ばれますが、お饅頭の類は妻の大好物で、喜んで食べています。しかし余り食べると体重増につながるので用心をしています。

 97歳で7年前に亡くなった親父は、ピーナッツ入りの煎餅が好きで、湿気の来ない空き缶に煎餅を入れて10時や3時のおやつとしてしょっちゅう食べていました。その煎餅が無くなると妻や若嫁にスーパーで買って来てくれとせがんで、その都度妻や若嫁は親父にプレゼントしていましたが、もうその必要もなくなりました。

 先日何を思ったのか妻が、親父が好んで食べていたピーナッツ入りの煎餅を2袋買って帰り、「あなたも食べて見たら」と勧めてくれました。食べてみるとこれが中々美味しくて、一つまた一つ食べながらテレビを見ていて、どうやら癖になりそうで、「煎餅を食べている姿はお父さんにそっくりじゃねえ」と言われ大笑いをしました。

 わが家ではもう亡くなって7年も経つというのに、海の資料館「海舟館」に親父の遺物を展示してることもあって、折に触れ親父のことが思い出され、親父の話がよく話題になります。もしも、もしも私が亡くなったら、私の思い出話をしてくれる家族はいるのだろうか?、などと他愛のないことを思ったりする今日この頃です。

「お土産に 貰った饅頭 妻が食べ 喜びながら 太る原因」

「貰いもの 酒や焼酎 横流し 友人喜び 肝臓負担」

「生きていた 頃に親父が 食べていた ピーナッツ入りの 煎餅食べる」

「煎餅を 食べる姿が 父似だと 妻に言われて 少し嬉しい」  

 

 

 

 

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