人間牧場

〇正月の注連縄用のワラが届きました

 正月はまだ2ヶ月半も先の年中行事ですが、稲刈りもそろそろ終わりを迎えた昨日、友人の西岡栄一さんが正月に欠かせない注連縄用のワラを今年も届けてくれました。最近はコンバインの普及で、刈り取ったワラはコンバインで短く刻まれ、稲刈りとともに畑へ返されるので、注連縄に使うワラは特別に取らなければならず、この忙しいのに手間暇かけてわざわざ持って来てくれるののですから、感謝の言葉もありません。

 わが家が漁家だったため私が子どもの頃年中行事である正月を迎える準備は、漁師特有の縁起を担いだ様々な風習・習慣がありました。しかし私が家業である漁業を継がなかったため、またそれらの伝統行事が大事だと口うるさく言っていた親父も既に亡くなっているので随分簡素化しましたが、注連縄だけはしっかり受け継いでいて、今でも戸長である私の責任だと思い、毎年作り続けているのです。

 ホームセンターでは正月が来ると注連縄を安く売っているので、こんな面倒くさいことをしなくても、神様のご加護は一緒かも知れませんが、神仏に対する向かい方も大事なような気がするのです。残念ながら私が親父から受け継いだしめ縄作りは、私の長男にはしっかりと受け継いでいません。できれば今年もいただいたワラを使って、これから4~5年かけて伝承を試みたいと思っています。はてさて上手く行くかどうか・・・。

「今年も 注連縄飾り 作るワラ 親友わざわざ 届けてくれた」

「最近は コンバイン普及 ワラ確保 難しくなり いつまで続く」

「注連飾り もち米ワラが いいと聞く 届いたワラを じっくり乾燥」

「正月は 2ヶ月以上 先のこと 準備おさおさ 怠りなきよう」

 

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