人間牧場

◯病院でのワーケーション

新型コロナの影響で働き方の概念がつい最近随分変わってきました。都会では会社に出社せず自宅に居ながら仕事をするテレワークが普及しているようですが、マンパワーで仕事をしてきた私たちのような古い人間には、果たしてテレワークで世の中が回るのか、疑問は尽きません。

最近ワーケーションという言葉をよく耳にするようになりました。ワーク(働く)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語のようですが、観光地に観光客が来なくなり、経営難に陥っているホテルや旅館の空き部屋をワークの場所として半日オンラインで仕事をし、半日はリフレッシュして人間性の向上を図ろうというのです。

もちろん滞在費は会社の負担ですが、普及定着し経済効果が上がるかどうかはまだまだ先のようです。ふと私の今回の入院はワーケーションではないかと思ったりしました。もちろん後期高齢者になって入院費が1割だといえど入院費用は自腹ですが、三食がついて看護師さんや理学療法士さんまでついて、心と体のケアまでしてくれるのです。

残念ながら病院外に出れないい制限がありますが、有り余る自由時間を使ってWi-Fi環境の良い場所で、パソコンやタブレット、スマホを使って自宅にいるのと変わらないテレワークに似た仕事をしています。でもでも、やはり絆や温もりといった人間が生きて行く上で必要な何かが欠けていることに気が付きました。人間・時間・空間の「間」が大事なことも・・・・。

「今回の 入院私の ワーケーション 何か欠けてる 間かも知れない」

 

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