〇サカキとシキビ
わが家には息子たち家族が使っているダイニングに神棚と仏壇、私たちのダイニング神棚それぞれがあります。毎日ご飯が炊きあがると、神棚と仏様にお供えをして食事をいただきます。これは子どもの頃からわが家ではごく普通の習慣として行われていますが、仏様にはシキビを、神様にはサカキを供えています。
シキビもサカキも家の畑の隅に植えられていて、仏壇のシキビと神棚のサカキが枯れる前に私が剪定ハサミで切って来くると、若嫁が花器にシキビとサカキを差し、水を入れてお供えするのです。春は新芽、夏場は高温で長持ちしないので注意をしないと直ぐに枯れてしまいます。
昨日も若嫁が、「お父さん、シキビとサカキが枯れ始めたのでもうそろそろ」と言うので、「よっしゃ」とばかりにシキビとサカキを用意してやりました。シキビとサカキを取り換えるとどこか気持ちがよく清々しく感じるものです。科学的には何の根拠もない神仏への感謝ですが、神仏のご加護によって家族が日々健康で平和に暮らせているのだと思う心が大事だと、家族に常々話しています。
「仏壇に シキビを供え 神棚にゃ 同じくサカキ 供えて祈る」
「神仏を 祀る風習 先祖から 無意識のうち 長男ゆえに」
「わが家では 畑の隅に 植えられた シキビやサカキ 切って供える」