人間牧場

〇近づく人間牧場10周年と年輪塾公開セミナーの準備(その1)

 春先の年輪塾役員会で、人間牧場10周年と年輪塾公開セミナーをドッキングして、10月3日にやることが決っていましが、まだまだ先のことだと思っていたのに、早くも2週間後に迫って来ました。清水塾頭は企画や渉外を担当し、松本小番頭は企画と準備を担当、浜田筆頭塾生は人間牧場の掃除や当日配布する「夕日徒然草」の製本をそれぞれが担当し、ぬかりなく準備が進められています。いつものことながら塾長の私は人間牧場の草刈や内外回りの掃除や、当日の天気を心配する程度でお茶を濁しています。今回の気炎行事の私の出番は、講師二人を交えた一時間30分の鼎談進行と、夕日亭大根心の芸名を持つ私の40分落伍ですが、この二つはまだ私のスキルがアップしていないので、これからの作業となります。

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人間牧場

〇九死に一生を得る(その2)

 車を止めてパンク修理のため、運転席のシート下にしまっているジャッキなどの小道具を取り出そうとしましたが、この軽四トラックを購入してからまだ一度も、自分でパンク修理をしたことがないので、どこに何がるのかさえも分らず右往左往しました。現場は昼なお暗い杉林の中だし、秋の陽が西に傾きヒグラシの鳴く声がやたらと不安をかき立てました。結局ジャッキだけは見つかったものの、ボルトを外す工具も見当たらず、とっさに親友稲葉さんの顔を思い出しました。

パンク修理に駆けつけてくれた親友の稲葉さん)
パンク修理に駆けつけてくれた親友の稲葉さん)

 稲葉さんは車の修理工場を営んでいますが、最近はその仕事を息子さんに譲って双海町で農業をしています。電話がつながり運よくというのでしょうか、石久保の畑にいることが分り、早速助け船に来てくれることになりました。それまでに忘れ物を取りに行こうと歩いて人間牧場まで車道や近道の、急な山道を大汗をかきながら登り、カゴを持って現場に戻ると、稲葉さんは既に到着して、自分の車のジャッキを使って作業を始めていました。まあ手早いこと、さすが車屋さんです。

 稲葉さんは私の落石に遭った状況説明を聞きながら、「もしこの石が車の運転席を直撃していたら、あなたも車も危なかった。パンクは仕方がありませんが、運が良かったというほかはありません」と、自損事故をむしろポジティブに捉えて幸運だったと喜んでくれました。考えてみればそのとおりだと自分でも納得し、助け船ならぬ助け車に来てくれた稲葉さんに大感謝し、二人で山を降り家路に着きました。帰宅して若嫁や妻にそのことを話すと、やはり稲葉さんと同じように、身の安全を喜んでくれました。

 田舎の山道で時折、「落石注意」という看板を見かけます。落ちた石に注意するのか、落ちてくる石に注意をするのか分りませんが、私は偶然にも落ちてきた石に当たってしまいました。落石は一昨日まで降った雨で地盤が緩んだからからなのか、4日前に起こったチリ沖地震の影響なのか、石に聞くすべもなく分りませんが、必然にも似た偶然に遭遇するとは、私もよくよく強運の持ち主のようです。稲葉さんが言うように、家族が言うように昨日は九死に一生を得た」心境でした。

  「急な崖 いきなり石が 落ちて来て ドーンと大きな 音してパンク」

  「助け船 運よく親友 やって来て いとも簡単 タイヤスペアに」

  「不運だと 思っていたが 幸運と 思いなさいと 諭されその気」

  「また一つ 伝説増えて 物語 人間牧場 次から次へ」

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人間牧場

〇今年の蜂蜜採集終る

 春たけなわの4月始めに巣箱の掃除をしたり、巣箱にバーナーで温めながら溶かした蜜蝋を塗って準備をし始めてから、あっという間に6ヶ月が過ぎました。今年は天候異変らしく、例年より入居が遅れたり少なかったと、養蜂仲間から風の噂が聞こえる中、私にとってもいつになく不安なシーズンでした。それでも蜜蜂の師匠である西予市野村町の井上登さんの、変らぬ暖かいご指導や日本ラン・キンリョウヘンの切り花提供を受けたお蔭で、人間牧場2箱、わが家の裏山6箱の巣箱に蜜蜂が入居し、7月28日と8月16日、9月2日に採蜜作業を行なった結果、1升瓶16本の収獲がありました。

 3日前箱が軽く期待薄の最期の1箱を思い切って採蜜しましたが、それでも1升3合ほどの収獲がありました。何だかんだといいながら結果的には10升の目標に対し、17升もの収獲があり、満足なシーズンで幕を閉じました。私の採蜜方法は巣の一部を残さず総取りするため、これまでは採蜜後蜜蜂が逃げてしまっていました。今年は少し方法を変えたためでしょうか、今のところ5つの巣に蜜蜂が残っていて、このまま行くと来年の春まで越冬する期待も持てそうです。最初採蜜をする方法は、巣箱の下から二本の鉄製の長い突きノミで天井から巣を外していましたが、今は天板のネジを電動ねじ回しで外し、ステンレス製の包丁を天板と側板の隙間に差し込んで、巣を外す方法を考え付きました。

 こうすることで巣を素早く採集することができるのです。採集した蜂蜜滴る巣に群がっている蜜蜂を丁寧に刷毛で巣箱の中へ落とし、プラスチック容器の中へ巣を入れます。こうすることでこれまで巣と一緒にプラスチック容器の中へ入って身動きが取れなくなっていた蜜蜂の犠牲蜂数が大幅に減り、今では数えるくらいになりました。今年は念願だった採蜜後の残存と、蜜蜂の犠牲という二つの懸案事項に進化の後が見られたことは、何よりも嬉しい出来事です。蜜蜂入居誘引のための日本ラン・キンリョウヘンはまだもう少し師匠の手助けが必要ですが、ここに来てやっと入門の域を脱しつつあるような気がしています。何はともあれ今年の養蜂はいい一年でした。来年もさらに進化を目指して頑張ります。

  4月から 9月中まで 6ヶ月 蜜蜂飼って それなり成果」

  「目標は 10升でした 努力して 17升と 予想を超えて」

  「蜜蜂の 犠牲も大幅 改善し 今では数匹 進化の後が」

  「来年も 今年以上に 進化する 自分に約束 させて終わりぬ」

今年最期の採蜜
今年最期の採蜜
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人間牧場

〇8月の五行歌

 先日8月の松山五行歌歌会の結果が送られてきました。私の8月の作品は相変わらず欠席の部で、次のとおりです。
  悲しい
  悲しい
  親父の死
  涙が出て
  止まらなかった

 講評には次の文章が載っていました。
 ☆自分の場合は、父親を早くなくしました。闘病生活がなかったせいか、父の死はあ っけなく泣けなかった。素直に泣けることはいい事かもしれませんねとの評。最近は女性よりも男性の方がよく泣くのかもという声が女性から出てましたよ。
 (なるほどなるほど、頷ける講評でした)

 出席歌一席は、曽我部礼子さんの次の歌でした。 
  夏空に
  ポパイ雲が
  こぶしあげ
  ちからじまん
  こぶじまん

 欠席歌の一席は不徳竹さんの次の歌でした。
  あゝうまく描けない 
  モリモリと出した
  絵具がすっかり乾いて
  カチカチに固まって
  パレットの上で笑ってる

  「どれ見ても どれを読んでも なるほどと 納得するもの ばかりなりけり」

  「気がつけば 私の歌は どの歌も 親父のことだけ 余程のショック」

  「毎日が あっという間に 過ぎてて行く 人はこうして 歳をとるのか」

  「この歌を 最期にしよう 思いつつ 今日も親父の 隠居の掃除」 

  

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人間牧場

〇夏の名残と秋の訪れ

 暑かった夏も終わり、自然型BGMもセミから虫の声に代わって、そこここに秋の気配を感じるようになりました。昨日の朝ウォーキングに出る時、右のズボンポケットに万歩計内蔵の携帯電話を入れ、右のズボンポケットに、机の上に置いていたデジカメを無意識の内に入れて出歩いていました。双海中学校体育館横の坂道の傍で真っ赤な彼岸花を見つけました。近くに寄って中腰で座り込み、彼岸花の美しさに見とれながら、持っていたデジカメで写真を一枚撮りました。

満開の彼岸花
満開の彼岸花
夏の名残のヒマワリ
夏の名残のヒマワリ

 その後県道まで出てもと来た道を引き返すと、やがて杉林や桧林に通じる坂道にさしかかかります。舗装した道には沢山のコナラのドングリが落ちていました。思わず地面にカメラを向けてシャッターを押したドングリも、彼岸花と並んで秋の代表選手といったところです。ふと目をやると傍にセミの死骸が夏の終わりを告げるように一匹、寂しく横たわっていました。セミは羽化するまで何年も土の中で過ごします。羽化し成虫となってからの寿命は短期間ゆえに、暑いひと夏を駆け抜けた一生を不敏に思いました。

トランペットというトランペットに良く似た花
トランペットというトランペットに良く似た花

 頂上付近の坂道を3回、体力づくりの目的で登ったり下ったりして、家の近くまで帰ると近所の庭先で中くらいの大きさのひまわりの花、その二軒向うのの庭先で木にぶら下がったラッパ状の花を見つけました。ラッパ状の花はトランペットという花らしく、色の違う二種類の花を納得して見学させてもらいました。こうしてみると夏の名残花や秋迎えの花も春に似て結構あるものです。久々に童心や自然に帰り、心が癒されました。

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〇農作業が忙しい

 秋も少しだけ深まりつつありますが、このところ毎日のように畑に出ています。昨日は倉庫の中の網袋の中で、芽が出始めたワケギの種芋を植えました。1htもある広い家庭菜園なのに、辺りかまわず植えるので空き地が殆どない状態です。前日草を取り耕運機で中耕した畑に棒縄張って畝を立て、前日オズメッセのホームセンターで買って来たキャベツと白菜のセル苗も植えつけました。

植えたセル苗の白菜とキャベツ
植えたセル苗の白菜とキャベツ
石灰を撒いたホウレンソウの畝
石灰を撒いたホウレンソウの畝

 普通白菜の苗は一本が60~70円しますが、セル苗だと72本で1000円なので、一本14円ほどと苗は小さいものの、これから植えても大きく育つし安価で大助かりです。ただしセル苗は野菜処大洲でしか売っていないようなので、少し遠いような気もしますが、前日妻と出かけたついで買いをしてきました。セル苗の難点は小さなビニールの苗床穴から苗を抜き取る作業が難しく、苗床の下に手を入れて少し揉み上げるように根を抜かないと、苗が切れてしまうのです。特に白菜の苗は根が柔らかく、結果的には一本だけ切りってしまい駄目にてしまいました。

 お節介な隣りのおばあさんから教わったホウレンソウ畑への節介ならぬ石灰振りもやりました。本当は石灰を振って中耕してから植えつければ良かったのですが、後手に回ってしまいました。振る際飛散しにくい消石灰を買ったので、飛び散ることもなく白い粉を振ったホウレンソウの畝は、一際異彩を放っているようです。昨日はサツマイモを試し掘りしました。サツマイモの収穫はまだ1ヶ月も先ですが、珍しい間に食べようと、試し掘りしました。そんなに大きくはありませんでしたが、早速水洗いして妻が焼き芋にしてくれました。焼きたてのサツマイモは栗に匹敵するほどの美味しさで、二人で大いに楽しみました。

  「セル苗の キャベツ・白菜 買ってきて 慎重抜いて 畑に植える」

  「一町も ある菜園に 色々と 思いつくまま 植えて満杯」

  「お節介 隣りのおばさん 指導受け 白い石灰 畑振り撒く」

  「試し掘り サツマイモ掘り 焼き芋に 妻と二人で 秋を楽しむ」

セル苗
セル苗
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人間牧場

〇稲藁の確保

 このところ私たちの地方でも、早生系の稲を栽培するようになって5月連休田植え、9月初旬稲刈りというパターンがすっかり定着をしてきました。今年は台風の影響で稲刈りが始まる頃に長雨が続き、農家の人は稲が刈れないとぼやき、気を揉んでいましたが、ここに来て好天が続き、天気予報を気にしながら稲刈りが随分進んでいるようで、昨日は早くも親友西岡さんからつきたての新米が一袋届き、今日あたり新米の美味しいご飯が食べれるものと期待をしています。

確保して乾燥している稲藁の束
確保して乾燥している稲藁の束

 最近はコンバインの普及で稲刈りもすっかり楽で早く、腰をかがめて稲を刈った昔の姿を懐かしく思いますが、コンバインは刈った稲穂からモミを落とし、稲藁は瞬時同時にカッターで切られ、土に返されるのです。家庭菜園をやっていると稲藁や籾殻は野菜作りに欠かせない必需品なので、籾殻は直売所などで買い求めることができますが、稲藁は農家に頼まないと手に入らないため、毎年わが家の直ぐ下の田圃の持ち主にお願いして確保しています。一昨日下の田圃の稲刈りが終ったようで、奥さんが稲藁を取りに来るよう連絡をしてくれました。

 早速ビニール紐を持って出かけて行きました。カッターで切らずに残してもらった稲藁を寄せ集めて幾つかの束にし、近いけれどまだ乾燥が充分でないため重いので、軽四トラックの荷台に積んで持ち帰りました。このまま倉庫に終うとカビが生えて腐るので、畑の隅にビニールシートを敷いて藁束を立てて乾燥することにしました。昨日は風も適当にそよそよと吹いて、絶好の日和だったのでかなり乾いたようですが、水・木曜日と雨予報なので、それまでに何とか粗方乾かせたたのち、倉庫に終いたいと思っています。

 今年の夏は初めて本格的に小玉スイカを作りました。草対策として黒いマルチを敷き、その上に稲藁を敷いた結果は上々で、3本の株から40個ものスイカを収穫することができました。それもこれも稲藁のお蔭です。昨日確保した稲藁は倉庫の中で来年の5月まで長い眠りにつきますが、ネズミの温床にならぬよう気をつけて保管しなければなりません。来年のスイカ作付けが益々楽しくなりそうです。こんなことに一喜一憂する老い始めた自分の姿に、思わずハッと気付きました。来年も夏を元気で迎えられますように・・・。馬鹿だなあ!!。

  「最近は 稲藁その場 カッターで 切られ畑に 戻され土に」

  「お願いを していた稲藁 束にして 畑の隅に 立てかけ乾燥」

  「半年間 倉庫の隅に 保管する 来年スイカ これを敷き藁」

  「来年も スイカ作ろう しょうもない 思い巡らせ 夏から秋へ」

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人間牧場

〇妻の誕生会

 昨日はグリーンカーテンやトマトの畑の片づけが一段落したので、家庭菜園に植えるキャベツと白菜のセル苗を買いに軽四トラックで、午後3時頃二人で出かけました。大洲では久々オズの湯という温浴施設でリフレッシュです。今年の春まで私は時々温浴施設のサウナを利用して汗を流していましたがいましたが、サウナや水風呂を余り使うと身体によくないという話を聞いたので、温泉にたっぷり浸かって汗を流す方法に切り替えました。サウナを利用しない入浴料金は350円と低価格なので、二人合わせても700円とはお得です。

70歳の誕生日を迎えた妻繁子
70歳の誕生日を迎えた妻繁子
料理店の壁に書かれた言葉
料理店の壁に書かれた言葉

 実は昨日は我妻の70歳の誕生日でした。二人だけで食事をするのもどこか気恥ずかしい気もしましたが、近くの日本料理店に入り、水入らずの心ばかりの誕生会をやりました。このお店へは孫たち家族を連れて時々食事に来ている馴染みのお店なので、お寿司屋一品料理を頼んで少し贅沢な夕食となりました。このお店の背もたれに上に、「海の中に住む魚は海の姿が分らない。幸せの中に住む人は幸せの姿が分らない。日常こそが幸せの姿」と書かれていました。その通りだと妻の姿を見ながら実感した次第です。

 妻と見合い結婚して、早いもので今年で45年になります。私も妻もいつの間にか70歳の大台に乗りました。ただがむしゃらに立ち止まることもなく今日を迎えましたが、そろそろ立ち止まることも必要だと思いました。特に妻は女・嫁・妻・母・主婦・仕事と、毎日毎日休む間もなく一人何役もこなさなければなりません。夫婦とは有難いもので、私の顔色や姿を見ただけでその日の元気度を見抜く眼力を持っています。3日前手袋の中にいたムカデに左手小指を噛まれ、ちょっとした騒動を引き起こしてしまいましたが、妻は仕事をさて置いて急いで帰宅し、熱心に手当てや看病をしてくれました。お蔭で大事に至らず処置を終え全快しました。昨日は妻の顔を見ながら少し楽をさせてやりたいと思った70歳の誕生日でした。

  「70歳 昨日は妻の 誕生日 二人揃って 温泉楽しむ」

  「二人だけ ささやかながら 誕生会 料理食べつつ 過ぎ越しことを」

  「これからは 立ち止まりつつ 休みつつ 老いを楽しむ できるかどうか?」

  「二十日だけ 同じ年齢 笑いつつ 会話弾みて 楽しい一日」

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人間牧場

〇今日は妻の誕生日です

 facebook上に、「今日は〇〇さんの誕生日です」と、友だち600人の誕生日を知らせる連絡が届きます。その都度「誕生日おめでとうございます」と書き込んで祝福していますが、自分の家族の誕生日となると、自分のWritingCalendarが手元に届けば、忘れないように書き込んでいるものの、急に問われると「はていつだったかな?」と首を傾げてしまうのです。

 今日9月12日は妻の70回目の誕生日だそうです。昨日まですっかり忘れていて、昨晩明くる日のスケジュールを組み立てるのにCalendarを開け、「妻繁子誕生日」と書いているのを見て、滑り込みセーフで思い出しました。早速プレゼントの準備をしました。プレゼントといっても人様のように真っ赤なバラを、年齢の本数用意をするようなキザなことなどできるはずもなく、いつものように白い封筒を用意し、黒いサインペンで「繁子さんへ。誕生日おめでとう。いつもありがとう。いつまでも健康で長生きして下さい。進一より」と歯の浮かない程度の質素な美辞麗句を書き、封筒の中へ金一封を入れて、夕食後居間で手渡しました。

 一日早いサプライズに驚いたのか、妻は毎度のことながら嬉しそうに「ありがとう。嬉しい」と満面に笑みを浮かべて喜んでくれました。今朝若嫁が内孫二人に「今日はおばあちゃんの誕生日よ」と言うと、2年生の孫希心が「今朝はおばあちゃんに真心こめておはようと言ってあげたよ。それがプレゼント」と、早くもしたたかな一面を覗かせていました。今年は妻にとっても私にとっても特別な誕生日です。70歳の大台に乗ることもさることながら、15年間親父の世話をしてくれたこと。親父を自宅で見送ってくれたこと。仏事全般を滞りなく済ませてくれたことなどですが、特に母亡き後の15年間、嫌な顔一つせず親父の宅介護をし終えてくれたことには、感謝しても感謝しきれない気持ちです。

 まだまだ若い若いと思っていたのに、私も妻も早くも70歳です。老い先のゴールのテープもちらほら見え隠れしてきました。これからがこれまでを決めると考え、これからもしっかり生きて行こうと二人で誓い合いましたが、妻もそろそろ来年の春にはパート勤めを終えさせようと思っています。お互いよく働きました。これからはもっともっと人生を楽しもうと、二人で話しました。だ・と・さ。

  「誕生日 迎えた妻は 七十歳 あっという間に 歳を重ねて」

  「誕生日 スケジュール表に 書いていた お蔭で前の日 思い出したよ」

  「封筒に 短い言葉 筆ペンで 書いて寸志を 手渡しました」

  「十五年 親父の面倒 看てくれた 今年特別 中身は一緒」

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人間牧場

〇忙がしい一日でした

  4時00分  起床 
  4時10分  書斎にてアメーバブログを書き始める
  5時00分  ワードプレスブログを書き始める
  6時00分  ウォーキングに出発する(約6千歩歩く)
  6時50分  昨日大掃除した親父のゴミを一輪車で3回往復して出す
  7時20分  朝食
  8時00分  届いたハマチ9匹を3枚に下ろす
  8時40分  残飯処理を終える
         菜園でホウレンソウの種蒔き
  9時00分  農協へ消石灰を二袋買いに行き畑に撒く
  9時30分  式服に着替えて木戸さんの葬儀のためルミエールへ行く
 10時30分  木戸正さんの母親の告別式参列
 11時40分  告別式終了
 12時00分  妻と自宅で昼食
 13時00分  家庭菜園でトマトの残菜片付け
 16時00分  下灘へ魚を貰いに行くトロ箱2箱
 17時00分  孫奏心保育園お迎え
 17時20分  西岡さんと宮栄さん宅へ魚をお裾分けに出かける
 17時50分  魚の下処理
 18時50分  魚の下処理終了
 19時00分  NHKニュース視聴
 19時30分  夕食
 20時30分  休憩・facebookチェック
 21時00分  風呂
 21時30分  メール返信・原稿校正
 23時30分  就寝

 まあざっと一日を振り返っただけでも、こんなことをして過ごしました。サンデー毎日といいながら、私はまるで駒鼠の様に動いています。ゆえに気がつけば、ポケットに入れている携帯電話内蔵の万歩計は、1万3千歩も歩いているのですから驚きです。明日は人間牧場へお客さんがやって来る予定なので、多分急がしい一日となりそうです。 

  「一日を メモ書きすると 何とまあ あれやこれやと 忙しい一日」

  「明日もまた サンデー毎日 返上し あれやこれやと 思いつくまま」

  「気がつけば 1万三千 歩も歩く 携帯内蔵 万歩計見る」

  「忙しい 言いつつ日々を 面白く 過ごせば人生 面白いかも」

 

 

 

 

 

 

 

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