〇夏野菜を植える(その2)
昨日は氏神様である天一稲荷神社の春祭りでした。夕方には神社の境内でお餅撒きもあったようですが、氏子総代や区長の仕事も既に何年か前終えているので餅広いにも行かず、私はもっぱら夏野菜植えに専念しました。
昨日は雲ひとつない皐月日和で、畑で作業するには暑いくらいで、麦藁帽子を被って畑に出て前日耕運機で耕していた新地の畑に、定規で等間隔を計り、部縄を張って巾鍬で畝を立てて行きました。この作業が上手くできると畑はすっきり見えるし、苗も綺麗に植えることができるのです。
前日伊予市の水口マリ子さんから頂いて帰った、キャリー4箱の苗を植えるには、10畝以上の畝が欲しいのです。亡くなった母が冬野菜は畝を小さ目に、夏野菜は畝を大き目にと言っていた言葉を思い出しながら、張った棒縄に沿って黙々と畝を立てました。これから夏は梅雨時期を経て渇水の夏場を迎えます。畝間の溝が浅いと水が溜まり、畝が高過ぎると渇水の影響を受けるので、畝と溝の関係は特に注意が必要です。畝が立ったら自分の頭の中に描いている作付け計画に沿って、苗物を植えますが、野菜はトマトやスイカのように連作を嫌うものがあったりするので、基本的には作る場所と作物を入れ替えています。
まず夏野菜の中心となる20本の長ナスを植えました。家庭菜園に20本ものナスは多過ぎますが、できたナスは近所へのお裾分け用なので、このくらい植えないと足らないのです。ナスはまだ少し季節が早いので風に弱いため、風邪を引かないよう牛糞の入っていたナイロン袋の両端を切り落とし、それを半分に切ってナスの苗にすっぽり被せるのです。そのため20本のナス苗×4本=80本の竹杭が必要なため、裏山から竹を10本ばかり切って帰り、定規で計って鋸で切り、順次立てて行きました。これが中々の苦労でした。
続いてトマト、ピーマン、シシトウ、唐辛子、オクラ、トウモロコシ、キウリ、冬瓜、スイカ、パセリなどを順次植え込み、根元に牛糞と軽めの化成肥料をやりました。特にトマトとキウリには50cmほどの竹杭を用意して立て、風で倒れないようビニール紐で軽く縛りました。今年は畑の真ん中に風除けのため波型スレートで作っている仕切りにゴーヤを這わせようと思い、5本ばかり植えました。お昼休みもそこそこに作業を続け、水をやって一連の作業を終えたのは午後4時ころでした。いやはや疲れました。苗植えを終えた畑を見て妻が誉めてくれましたが、誉めてもらう価値のある農作業でした。今から夏野菜の収穫が楽しみです。
「頂いた キャリー4箱の 苗植える 家庭菜園 収穫楽しみ」
「あれはここ ここへはあれを 植えようと 思い巡らせ これも楽しい」
「長ナスの 周りに4本 杭を立て 風邪を引かない ように工夫を」
「ストレッチ しているお陰 足腰も どうにかもって 今年も植える」