○漏水認定と還付金
昨日市役所水道課から一通の手紙が届きました。普通わが家の手紙は二つに分類されます。私宛のものでも家計に関するものは妻の役割として妻が目を通すのですが、時々関心のあるものは私も見ます。水道課からの一通も関心があったのです。というのも昨年わが家の水道に2ヶ所も漏水ヶ所が発見され、地下水道を掘り返して修理をしたのです。修理代は風呂のシャワーを引き替えたこともあって10万円近くになりました。家計を預かる妻にとっては予期せぬ臨時出費がかさみ、叔父の葬儀などの出費も加わり頭の痛い年末だったようです。
漏水工事をした水道屋さんから耳寄りな話を聞きました。漏水が見つかって修理をすると、これまでの漏水によると思われる水道料は申請すると還付してくれるというのです。この話を聞いた妻はとっさに頭のカンピューターが働いたようですが、私は「それほど行政は甘くない。取れるものは取るがくれるものは少ない。住民の間違いには厳しいが、自分の間違いなど断れば済む」と思っていたので、「それほど甘くないんじゃないの」と笑っていたのです。
開封し内容を見て「案の定」だと思いました。還付金はたったの4,110円でした。末尾に書かれた「更生水量については、原則として過去3年間の使用水量の平均に基づき算出しています。漏水認定水量の2分の1を減額水量としています」と説明が書かれてありました。つまり過去3年間の使用実績は参考にするが、支払いは2ヶ月分だけなのです。誰が考えても納得し難い数字ですが、「漏水をしたのはあなたの過失」「還付するのだから有り難いことと思いなさい」的な感じがしました。まあ水道料でいちいち目くじらを立てることもないので、納得しなければなりませんが納得し難い裁定でした。
このように世の中は納得し難いものが沢山あります。かといってそんなことにいちいちかまっていたら行政はストップするので、一定のルールに基づいて処理しなければなりません。税金や使用料は安い方がいいと思っている人を納得させる気苦労を思うと、物分りのいい市民になろうと思っていますが、この通知を出せば処理できたと思わず、説明が欲しいなあと、期待が大きかっただけにちょっとだけ思いました。
2月に入るといよいよ厄介な確定申告が始まります。これも毎年のことながら納得し難いもののひとつのようです。
「一通の 還付通知に なるほどと 思わぬ俺は 悪い市民か?」
「遡り データー基礎に するのなら 三年分を 返して欲しい」
「世の中は 納得できぬ 事多い だけどどこかで 折り合いつけて」
「宝くじ 還付も全て 水の泡 漏水止める 方策見えず」