○二人展を見に出かけました
このところの忙しさで自分の予定表を見る暇もなく過ごしていました。昨日までの2日間大洲の国立青少年交流の家で開かれた手弁当の研修会が終わりホッと一息ついたので、今日は久しぶりにのんびりと思っていました。ところが今朝、メールの処理のため自分の木になるカバンから予定表を取り出して見てハッとしました。友人の玉井さん「が自宅で二人展をやるから来ないか」と誘われていたのを書き込んだまま忘れていたのです。視察の打ち合わせに所長さんがわが家に来る時間とかぶりましたが、少々遅くなってもいいかと思い出かけて行きました。途中孫の所へ立ち寄り、いただきもののレンコンや富有柿を渡し、孫たちのご機嫌を伺いましたが、みんな元気にスクスクと育っているようです。
二人展を主催した玉井さんは水産高校の大先輩ですが、自宅へ一、二度お邪魔したものの夜だったし、随分前のことなので多少不安でした。でも伊予鉄電車の駅の近く、理髪店の横だったような記憶を頼りに訪ねた結果一発で近所まで行き、玉井さんに通りまで迎えに出てもらい事なきを得ました。理髪店は月曜日が休みなので駐車場を借りていて、すんなり車を駐車することができました。
玄関先には二人展のもう一人の作者の作であろう作陶人形が沢山並べられていて、来客を温かく迎える気持ちが伝わってきました。
入口には玉井さんが書いた二人展の看板が掲げられ、中へ入ると作品が沢山飾られて、来客で賑わっていました。来ている人たちの殆どはお二人の友人で、絵も陶芸も分らない私は多少臆目もあって少し控え目に見させてもらいましたが、玉井さんの作品には花を描いた絵が多く、優しい筆使いが何とも言えない雰囲気を醸していました。それぞれの作品は販売もしてくれるようで値札も言い訳程度にさりげなく書かれていました。私も一つと思ったのですが、展示を見に来る人のために遠慮をしてしまいましたが、次の機会には是非買い求めたいものです。
それにしてもこんな特異な才能を持っている人は羨ましい限りです。私などは何の特技もなくただただ生きているのです。お茶をいただきながら奥さんとお話をしましたが、「若松さんの人にお話ができる特技があるじゃあないですか」と褒められ、「そう言えば」と思ったくらいです。まあ人を羨んでも仕方のないことですから、私も人間牧場などを使ってこれからもしっかりと生きていこうと思いました。それにしても今日は久しぶりにいいものを見せてもらい、いい心の勉強になりました。
「予定表 書き込みしたが 忘れてた 急いで友の 個展出かける」
「趣味もなく タダのうのう 生きる日々 羨ましくも 見入り感心」
「人前で 話ができる 特技だと 人に言われて これも特技か?」
「作品を 仕上げる苦労 思う時 頭が下がる 日々の精進」