○健康に注意をしてもうひと花咲かせましょうか
自分では若いつもりで今日まで生きてきました。ゆえに無謀なことも、不可能だと思えることも前向きに挑戦し、数々の反対や失敗に遭いながらもそれなりに成果を収めてきました。それは多分私の心情を代弁する、「鮮やかに想像し、熱烈に望み、心から信じ、魂を込めた熱意を持って行動すれば、何事もついには実現する」というポール・J・マイヤーの言葉を信じて生きてきたからかもしれないのです。
しかしこの言葉に出会ってから今日までとこれからの生き方は、年齢という避けて通れない大きな落差があることを念頭に置かなければ、失敗や時には健康を害することだってあるのです。「お父さん、話会と思ってももう歳だから、余り無理をしないでね」という、私に最も近しい妻の言葉が心にずしりと重く響くのです。確かに気力・知力とも、時には体力も第一線を退いて気苦労もなくなり余裕があるのか、これまでで一番充実しているように思えるのです。しかしそう思えても体力だけは衰えたと、時々思うことがあり、思い出すように多少の体力増進訓練を繰り返していますが、それも焼け石に水といった感じがすることもあるのです。
10月3日の誕生日が終わり、前期高齢者というレッテルを手に入れた覚悟をし、あちらこちらから頂いた誕生日祝福の嵐(隙間風かも)が一応止んだ昨日、お気に入りブログに登録して毎日のように読んでいる友人のブログを開いてびっくり仰天してしまいました。何と「kazuのブログ」に、私の誕生日を祝う記事が載っていました。「お誕生日おめでとうございます」というタイトルで、「10月3日 お誕生日おめでとうございます」「海の男の若松さん」「これからも 益々の ご活躍を お祈りしておりま~す!!」という文字に加えイメージイラストと写真が添えられていました。
伊予市商店街で親子三人で「たにおか」というブティックを営む彼女とは、伊予市商業組合の徳本理事長さんを介して昨年、空き店舗を利用した憩いの場所いっぷく亭で知り合いました。以来集落問題の勉強会などでもご一緒する機会があり、そのうちブログの愛読者となって急速にデジタル付き合いが深まったのです。
時々お店にも立ち寄り、人の良さそうなご主人と絵を描く娘さんとも親しくなって会話を重ねる程度のお付き合いをしているのです。
(今年も届いた西岡さんと緒方さんからの花束)
はてさて私の今年の誕生日はこのように、ことさら人生の区切りにふさわしいものとなりました。いつものことながら毎年若い二人の女性から届く花束にも心の中で感涙し、また講演の旅先では500人もの参加者から大きな拍手や花束をいただき、家族の祝福を加えると、幸せをしみじみ感じたのです。
私は思うところがあって予定通り60歳で再就職もせず、リタイアして自由人、サンデー毎日の道を選びました。その時65歳を一応の目安にして第一線ならぬ第二線から退こうと決意をしていました。妻にも折に触れそのことを告げて「好きにしたら」というお墨付きもいただいているので、これからは今まで以上に自由人のグレードを上げようと思っています。でも家族や地域への恩返しだけはグレードを提げず、むしろ高めなければならないと、「kazuのブログや西岡さん・緒方さんから届いた心温まる花束に決意をししたのです。健康に注意してもうひと花咲かせましょうか。
「友人の 気に入りブログ 驚いた 全面割いて 誕生祝福」
「殊の外 今年は異変 誕生日 嬉し恥かし この歳なって」
「高齢者 いよいよ俺も その歳に 何処か恥ずかし どこか気落ちが」
「気負っても ダメダメあなた もう歳よ これからですよ 言葉交錯」