shin-1さんの日記

○世界に一つだけの花を愛でる

 私の家の周りは自然がいっぱいあります。でもその自然をやれ雑草が生えるだとかいって不平をいっても始まらず、むしろこの自然を生かす方法を考えなければ折角の自然が台無しで、都会のコンクリートジャングルに囲まれて暮らしているのと同じなのです。そのためには少し者の見方の視点を変えなければなりません。たとえば足元の雑草の中にも虫の目になってみれば結構綺麗な花が咲いているのです。以下に紹介する花々は書斎から戸外に出てたった5分間で見つけることが出来た花々なのです。残念ながら自動ピントのため小さき花よりバックの緑にピントが合い過ぎてピンボケしてしまいましたが、今度はいい日和にしっかりと撮影しようと思っています。

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(ジュウヤク)

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(カタバミ)
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(ホタルブクロ)
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(カボチャ)
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(ナス)
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(キウリ)
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(プチトマト)
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(トウモロコシ)

 見つけて撮影した花の中には名前を知らない花もありましたが、ジュウヤクことドクダミは薬草で、乾燥させるとドクダミ茶や汗疹を抑える入浴剤になります。またホタルブクロはその名前が示すとおり釣鐘状の袋になっていて、子どもの頃はこの花を摘んで手の指を丸めて中に入れ、上から思い切り叩くと空気圧で花が破れて少し大きめの音がすることから、遊び道具として親しんでいました。また本当にホタルを捕まえてこの花に閉じ込めたこともありました。

 花は野の花ばかりではありません。家庭菜園に出ると今は夏野菜の最も活発な時で、カボチャやキウリ、ナス、トマトなどに加えトウモロコシも葉っぱに抱きかかえられるように白い産毛を出しているのです。


 花屋の店先ではありませんが、家の庭先に咲く花はまさに「世界に一つだけの花」なのです

  花屋の店先に並んだ

  いろんな花をしていた

  人それぞれ好みはあるけれど

  どれもみんなきれいだね

  この中で誰が一番なんて

  争うこともしないで

  バケツの中誇らしげに

  しゃんと胸をはっている

  それなのに僕ら人間は

  どうしてこうも比べたがる?

  一人一人違うのにその中で

  一番になりたがる?

  そうさ僕らは世界に一つだけの花

  一人一人違う種を持つ

  その花を咲かせることだけに

  一生懸命になればいい


  「外に出て 僅か五分で 十の花 足元見れば 野の花花見」

  「どの花も さりげなく咲く ゆえ綺麗 故に花々 オンリーワンだ」

  「花愛でる 余裕を持って 暮らしたい 優しい心 持たねば見えぬ」

  「この花が 何日か後に 食卓に のぼる野菜と 思えば愛し」


 

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shin-1さんの日記

○おすそ分けと夏の夜の花火

 昨晩は娘と孫がやってきて賑やかな夕食となりました。田舎は差し上げたり貰ったりの付き合い風習が今でもあり、昨日は枝豆、トウモロコシ、それにチリメンジャコの釜揚げが届きました。酒豪を自認していた昔なら早速仲間を集めて「冷たいビールでも」と思うのでしょうが、残念ながらそれもできず、ただムシャムシャ食べるだけなのです。2歳の孫はまだ枝豆を上手くはずして食べることができず、豆が飛び出してとんでもない方向へ飛んでゆくのが面白いらしく、ちょっと目を離したすきにいつの間のか枝豆を使って小学校一年生の兄と豆鉄砲のようにして、相手を攻撃しキャーキャー言いながら遊んでいました。「食べ物を粗末にするな」と一喝しましたが、子どもにとっては枝豆の味よりも枝豆で遊ぶ方が楽しいのです。

 そこで考えたのが枝豆競争です。豆鉄砲遊びより地味ですが、お皿を孫二人と私に用意し、「用~意ドン」で20粒の枝豆をどれだけ早く剥けるか競争するのです。ダントツ一位は私でしたが、一年生の孫は悔しいのかもう一回とねだってきました。2回目は私がわざと負けてやると、ガッツポーズで「よっしゃあ」「滅茶嬉しい」などを連発して喜んでいました。

 今度はトウモロコシの粒を外す作業です。本来ならスイートコーンは身が柔らかいのでかぶりついて食べるのですが、昨日いただいたトウモロコシは身の入りもしっかりしていて、茹でだちのぬくもりが残るスイートコーンを一つ一つ外して行きました。私の作業が気になる孫に合わせたスローな動作をするものですから、孫は俄然頑張りました。2歳の孫は枝豆競争もトウモロコシ外し競争も殆どできず、私の外した物を食べることに専念していました。釜揚げのチリメンジャコも夏の食卓にぴったりの食べ物で、さっぱりした味で食欲をそそりました。今はチリメンジャコ漁が最盛期を迎え、昨日届いた広報伊予市の表紙もチリメンジャコ漁の写真が一面トップを飾っていました。このチリメンジャコは陸揚げされて釜揚げされ、冷風乾燥機にかけられて水晶のような透き通った乾燥チリメンジャコに加工され出荷されるのです。チリメンジャコはカタクチイワシの稚魚なのですが、この町ではイワシを加工して煮干しにする伝統の巾着網漁が100年以上にわたって行われてきましたが、稚魚を取るとカタクチイワシが枯渇するといって長年かたくなに拒んでいましたが、周辺の伊予や松前がチリメン漁をするため、やむなく同調したいきさつがあるのです。

 昨晩は枝豆とトウモロコシを貰ったお礼にチリメンジャコにおすそ分けで5キロほど離れた友人宅へ持って行きました。友人宅では庭でバーベキューパーティーの真っ最中で、親子が仲良くお酒を飲んでいました。この親子無類の酒好きで、毎日お酒を飲むのだそうです。親子で盃を傾ける微笑ましい姿はわが家にはないだけに羨ましく思いました。帰りには菜園で出来たというトマトを沢山いただき、またまた借りを作ってしまいました。

 帰ってみると季節が過ぎて去年使わなかった花火をしました。妻と娘と孫たちがワイワイ言いながらやっていました。私もその輪に加わりながら、花火の煙と青白い光に照らされた孫の顔を見ました。すっかり元気に成長している孫たちの目を細めながら今年も夏を元気に迎えているのです。花火が終わると孫二人と三人男同士で風呂に入り、水鉄砲で遊びました。豆鉄砲も水鉄砲も孫たちの楽しい遊びとなりました。


  「枝豆で 豆鉄砲の 遊びする 孫のすること 叱るが楽し」

  「貰ったり 差し上げたりの 縁深く 田舎はいいな こんな付き合い」

  「二歳孫 男同志と 胸を張る 一緒に風呂に 浸かって遊ぶ」

  「差し上げた お礼にトマト また貰う 今日は冷やして 味塩かけて」

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