○久しぶりの人間牧場の話題
今年は梅雨に入っても雨の日が少なかったため、例年より草の伸びが悪くて草刈り作業としては随分助かりました。でも先日のまとまった雨で草は一辺に勢いを増してきたため、今日は人間牧場の草刈り作業をしました。妻の入れてくれた冷たいお茶の水筒を持ち、破れた麦わら帽子の出で立ちで人間牧場へ向かいました。梅雨の晴れ間の好天に恵まれ、鏡のように凪いだ瀬戸内海の向こうには島影がよく見え、空には夏の風物である入道雲が湧き上がりいよいよ夏本番といったところでした。
そろそろお暇をだしてやりたいロートルな草刈り機のエンジンも絶好調で、また先日の雨で草が湿っていて切れ味も抜群、仕事がはかどりました。人間牧場は急傾斜地に建っているため私の足元は不安定で、時々足を滑らせましたが、水平線の家周辺、ロケ風呂周辺、ツリーハウス周辺、農道周辺、畑周辺と進んで行きました。
途中長男から電話が入り弁当を持って家族でやってきました。5月中旬に生まれた孫奏心君を人間牧場へ初めて連れてきましたが、目も少し見えるようになったのでしょうか毛布の上に寝かされると、涼しい風が吹き抜ける水平線の家の板間で気持ち良さそうにしていました。
息子と釜戸小屋の建築についてメジャーで計りながら打ち合わせをしました。設計もそろそろ出来上がり今月末には工事に取り掛かれるようです。
息子たちが帰った後も私は草刈りを続行しました。夏本番となって気温が高いのか草刈り作業は汗が吹き出しました。熱中症にならにためにこまめに水分を補給しながら作業をしました。驚いたことに草の中から白くて大きいキノコが出てきました。珍しいキノコなので急いで車までデジカメを取りに行き写真に収めました。何度か見たことはありますが、多分毒キノコでしょう。名前も分からず結局はそのまま放置してしまいました。
畑の中をよく見ると、何やら足元が掘り返されているのです。とっさにイノシシの被害だと思いました。驚いたことに隣の畑はまるで耕運機で耕したように見事なまでに堀りくり返されているのです。
(掘りかえされた隣の畑)
わが家のスモモ畑のスモモの木も被害にあって枝が2~3ヶ所折られて、根元には今年初なりのスモモの実が半かじりで無数落ちていました。熟すのを楽しみにしていたのに被害にあってしまいました。
もう少し完熟するため樹上に置きたかったのですが、再びイノシシの被害に遭わないように熟れた李を10個ほど収穫して帰りました。いかにも美味しそうに見えますが、まだ完全に熟しておらず、家でじっくり追熟するのを待ちたいと思っています。
「イノシシも 生きて行くため 人間と 知恵を比べて イノシシ分あり」
「汗をかき ただひたすらに 草を刈る 今年も草と 私の戦い」
「初なりの スモモ無残に 枝折られ 食い散らかして 神出鬼没」
「このキノコ 綺麗な故に 毒キノコ マッタケだったら 何としようか」