shin-1さんの日記

○夕日を見に行こう

 今日の夕暮れ時、わが町のシンボルである本尊山が夕日に照らされて真赤な色になりました。本尊山の裾野には真赤なハゼもみじが今を盛りと紅葉していて、まさに絵になる光景でした。この本尊山を借景として暮らしているものですから、本尊山の姿によってその日や明日の天気まで占えるようになっているのです。

 私たちの地方には「秋の夕やけ鎌を研げ」などという諺がありますが、この分だと明日も晴れそうだと予感しました。一緒に外でドングリの分別をして遊んでいた孫が突然、「おじいちゃん、単車で夕日を見にシーサイド公園まで行こう」と唐突にいうのです。少し風邪気味の孫なので何が何でも単車ではと思い、乗用車に孫とデジカメを積んで出かけました。

 シーサイド公園は連休の中日とあってかなりの人がベンチや階段式護岸に座って夕日を見学していました。若いカップルは突堤辺りに陣取っているようで、私も孫と砂浜を走って突堤まで行きました。孫は最近シーサイド公園の砂浜で貝殻を拾って遊ぶのが好きなようで、夕日には目もくれず砂浜で貝殻を探しているようでした。


私はいいアングルを探して突堤の中ほどまでやって来ましたが、そこには若いカップルが既に何組も陣取っていて、一人者の私などお邪魔虫のような肩身の狭い感じがしました。それでもやっと場所を確保し一枚写真を撮りました。双海の夕日は今が一番西よりのコースに落ちるので長浜の港付近に落ちるようです。


 やがて空が真赤に焼けて「ああ秋の夕日だ」と思わせるような光景でした。何日か前にやって来た高知県須崎市の方々や岡山県真庭市の方々に見せてあげていような夕日夕やけでした。

 最後の締めはこの一枚です。残念ながらダルマの夕日にはなりませんでしたが、それでもいい夕日で、見学に来ていた隣で写真を撮っていた旅人とおぼしき人が、「いやあ日本一と聞いていましたが、名に恥じぬ夕日を見せてもらいました。心が洗われ」と私に相槌を求めてきました。夕日の仕掛け人である私と知らずに相槌を打ったのです。私は「そうですね。まさに日本一の夕日です」と答えました。

 孫が「おじいちゃんあっちを見てご覧、綺麗なお月様よ」というので、反対側の本尊山辺りを見れば、真ん丸い大きな十五夜のお月様が東の空にポッカリ浮かんでいるではありませんか。それまで夕日にしか向いていなかった観客も、孫の一言に反応して、美しい夕日を見たり月を見たりと右往左往していました。

 帰り際、孫が「おじいちゃん、お月様が追いかけてくる」というのです。そういえばお月様が家路へ急ぐ私たちを追いかけてくるようでした。

  「西空に 夕日眺めて 東空 満月出でて 二つ楽しむ」

  「おじいちゃん 月が僕たち 追っかける 上手い表現 座布団二枚」

  「綺麗だな 孫の指差す 出でし月 何とも不思議 コラボレーション」

  「旅人が ここの夕日は 日本一 褒めて嬉や 仕掛けた本人」


[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○満5歳になりました②

 昨日、孫朋樹が満5歳の誕生日を迎えました。誕生してから今日までの5年間、初孫だった朋樹は私たち家族にとってまるで宝物のような存在でした。この5年間は私にとっても役場地域振興課長から教育長、市町の合併による退職、自由人の選択など目まぐるしい5年間でしたが、逆にその激動を忘れさせてくれるに充分な存在でした。熊本県島原への講演旅行に連れて行ったり、今年も先月島根県境港での講演に連れて行きゲゲゲの鬼太郎を見せ、先週は高知県へも連れて行きましたが、孫の存在は私たちの希望でもあるのです。

 昨日は長男夫婦が朋樹のために小さなバーズレィケーキを持ってお祝いに駆けつけてくれました。すっかり暗くなった6時半からわが家で、賑やかな食事が始まりました。勿論主役は誕生日を迎えた朋樹です。やがて食事が終り焼肉パーティの片づけが終わると、食卓にケーキが置かれ、ローソク5本に火が灯され明かりが消されました。みんなでハッピバーズデーの歌を歌って朋樹が一気にローソクを吹き消し、拍手が起こりました。

(朋樹君が主役の誕生パーティ)

(明かりが消された部屋でケーキのローソクが5本燃えています)

 見てください。幸せそうな朋樹の笑顔を・・・・・・・・。あいにく弟尚樹は眠っていたため参加できませんでしたが、長男の長男希心も小さいながら見学となりました。

(これが三人目の孫希心君と父親です)

(これが二人目の孫尚樹君と母親です)

(朋樹君が私のカメラを横取りし、2枚写真を撮ってくれました。いい感じです。ひょっとしたら私より腕は上かもしれません)
(朋樹君が撮ってくれたトボケた顔の私と妻です)

 孫の成長を祝いながら、私たち夫婦の幸せも噛みしめました。私が大病をしたのは今から7年前です。胆のうを摘出した結果13キロも痩せましたが、酒を断ったり健康に留意したりした結果、体重は減ったままですが何とか健康を維持しています。その間妻の体にも少し異変が起こり食事療法を試みたところ、コレストロールの数値も標準に下がって今は健康を取り戻しています。これからはまだ結婚していない二人の息子の将来も考えながら、とにかく健康第一に考えた暮しをしたいものです。孫の誕生日は私たちへのプレゼントのようだと思いました。

 今日は親父の白内障の手術後の検診日で、孫と3人で伊予市の病院へ出かけました。先生の話だと術後の経過も良好で、感染症にもかかっていないとのことでした。帰宅後孫と二人で軽四トラックにカブトムシの養殖用樽を積んで人間牧場へ出かけて行きました。先日人間牧場で開いた研修会に参加した方が、私の話を聞いてわざわざ職員組合研修会のあった伊予市民会館まで持ってきてくれたのです。孫は大そう喜んで、置き場所として人間牧場の倉庫を選んだのです。今日は久しぶりに寒さも和らぎ絶好の日和となりました。私は山蕗の畑がカズラやハズの根で覆われているため、その草刈りをしようと思い草刈機で作業を始めました。孫は最初一人で遊んでいたのですが寂しくなって私の元へやって来ました。草刈機作業は危ないので1時間ほどで止め、ストーブで焼き芋を作りました。孫の拾ってきた薪を燃やし、銀紙に包んだサツマイモを焼きました。30分もすればホックラとした焼き芋が出来上がり、孫と二人で汗をかきながら昼飯代わりに美味しい美味しいといいながら食べました。昨日までは4歳、今日から5歳、言うことなすこと僅か1日の違いなのにどこか逞しくなったような感じがするのはおじいちゃんの欲目でしょうか。

  「気が付けば 孫が三人 上五歳 年とるはずだ あれから五年か」

  「孫成長 私減速 仕方ない せめて元気で 成長見たい」

  「あき深し ストーブ中から 芋を出し フーフー言いつつ 孫と二人で」

  「美味しいね ハゼのもみじを 眺めつつ 黒くなりたる 口元笑い」 

[ この記事をシェアする ]