shin-1さんの日記

○岡山県真庭市からのお客様

 今日は冬が来たような寒い一日でしたが、岡山県真庭市から20人ほどの視察団がやって来ました。真庭市へは今年の9月11日落合老人大学に招かれ、訪ねた場所だし、その模様をブログに書いていたのでよく記憶しているのです。忘れられないのはその時の演題が「ニコ・ピン・コロの人生」という珍しい演題だったこと、最もこれは私のホームページに掲載している私の講演ジャンルの中から取ったものなので別に可笑しいとは思わないのですが、参加者からは面白い演題だとことの他喜ばれました。またその担当者が私の弟嫁の旧姓と同じだったこと、そしてお礼にいただいたブドウがこれまた超一級品で、今まで食べたどのブドウよりも美味しかったことなど、私が旅の土産に話した話を聞いた妻さえも覚えているのですから、忘れることはできないのです。

 本当は人間牧場へ案内したかったのですが、残念な事にバスが大型で断念し、寒い季節だったこともあって、役場の一室を借りて私の話を中心に進め、翠小学校を案内する程度の研修となりました。今日の私の話は1時間余りでしたが、それでも熱心な方々ばかりで、頭の下がるような勉強をされました。

 視察に来られた方々に対して私が話すのは主に成功事例が多いのですが、今日のような熱心な方には何故か失敗談を話してしまうのです。多分本当に聞きたい話は、特別な話ではなく自分たちにも出来るかもしれないという淡い期待が持てるような話だろうと思うのです。まして今日の方々は合併によって中央が他所の町に移り、何か寂れたり割り切れないような思いを持っている人たちなのです。だからこそ地域が自立に向けて頑張らなければならないと、自治公民館活動や組織、それに翠小学校を中心にしたグリ-ンツーリズムの動きなどをお話させていただきました。ここでも地域の自立とは何かという極めて大切な話が、これまでないがしろにされてきたことへの反省を語りました。

(校長室を見学しました)
(校長先生から昔の古い写真を見せてもらい説明を受けました。帰りのバスで、校長先生は宝塚のスターみたいとニコニコして言っていました。私はそうは思いませんと話しましたた。(笑)まあ楽しい時間でした)

 これまで何気なくあった学校が、次の改革のターゲットになることへの危機感も徐々に感じているようです。統廃合が決まってバタバタ反対運動を起したところで、行政の力や社会の流れを止めることはできないのです。私が関わった予讃線海岸周りの存続運動も、夕やけプラットホームコンサートがなければ、消えているかもしれないし、上灘川のホタル保護活動がなかったら翠小学校の存続も危なかったかもしれません。当面は回避できていますが、何年か後にはこの二つとも危ないのです。でも例え海岸周りや小学校がなくなっても、その運動によって培った地域活性化のノウハウや力は残るのですから頑張らなければなりません。

 視察の依頼を市役所にしても、土日は駄目だとか、私の町には何もないとか、また担当者の都合が悪いといって断られることが多く、結局は昔の好で私が対応していますが、行政のこうした体質が変わらない限り、観光などは発展が望めないと思うのです。(ちなみに双海総合支所の観光担当は実によく対応しています)

 ちなみに今月だけでも、もし私がいなければ観光カリスマ塾の30人余りや須崎市の14人、それに真庭市の20人余りはこの町に来ていないだろうし、その人たちの一部は宿泊もしていなかっただろうと思うと、人の交流は人によって仕組まれるものだとしみじみ思いました。

(みんなで記念写真を撮りました。研修の終了写真です)

  「もし俺が いなきゃこの人 この町に 泊まることなし 人人を呼ぶ」

  「手土産に 貰ったブドウ 忘れずに 落合人を 優しく迎え」

  「朝早く 発って研修 すぐ帰る 熱心姿 頭下がるね」

  「視察団 糞とション便 落すけど 金と知恵なる 大事も落す」



 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○木枯らし一号

 金曜日には天気予報の予想がはずれて雨になりました。人間牧場で開いた観光カリスマ塾が終わって直ぐの雨だったため強運に恵まれた感じですが、相次いで視察に訪れた高知県須崎市の社会教育関係者にとって見れば迷惑な雨で、折角夕日を楽しみにしてやって来たのに、夕日どころか大降りの雨に出会い、私は14人の方々の傘を用意するべく奔走したのですが、人間牧場に到着した頃には激しかった雨も上がってホッとしましたが、雨が上がった頃から急に寒くなり風が吹き始めました。海に面したわが町の北西の季節風はまるで嵐のように吹きすさびます。この日も強風注意報が全県下に出て、冬の足音が急に大きくなったような感じがしました。

 この風を木枯らし1号というのでしょうか、昨日まであった裏庭のもみじの葉っぱが一夜のうちに吹っ飛んで丸裸になったり、洗濯物も飛んだりで、思わぬ強風に一気に冬景色になって、景色全体が灰色のようになってしまいました。 

 それでも裏庭のしのぶの葉っぱは落ちることなくまるで山水画のように秋色を濃くしているようです。自然の色とは不思議なもので、人間が人工的に絵に書いてもこんな綺麗な色は出せないと、窓越しに一人箱庭のようなこの景色を楽しんでいるのです。

(現在のしのぶ)

(一ヶ月前のしのぶ)
 晩秋から初冬へ確実に季節は移ろってきました。先週の土曜日、ブログで「電話ではマッタケの香りも味も分らない」と書いたところ、西土佐の和田課長さんがはるばる高知から地物のマッタケを一本届けてくれました。私が孫が泊まりに来るのを迎えに行って留守中だったので、家族でやって来た長男の妻とマッタケ汁を作っていました。妻は私のために半分を残しておいてオーブンで焼いて食べさせてくれました。この数年の間、カナダ産か韓国産のマッタケは食べたことがありますが、日本の路地物など食べたことがないので、少ない量ながらしっかり味わって食べました。オーブンから取り出したマッタケは香りがよく、みんな満足したようです。欲を言えばもう一本あったら、ハモとマッタケの土瓶蒸しが食べたかったと、貧乏人のないもの強請りをしてしまいました。少しお金の余力が出来たらマッタケを買いたいものです。

 3日前、高知県馬路村の東谷組合長さんからユズが沢山届きました。マツタケにユズはこれまた相性が良く、マッタケ汁をより美味しく感じさせました。高知県からの相次ぐ贈り物はこればかりではありません。観光カリスマ塾にやって来た木下課長さんは高知県特産のお寿司を持参してくれました。筍寿司や大根かと思いきやそうではないシャキシャキ感のあるお寿司、それにお稲荷さんや太刀魚の握り寿司などを沢山持って来てくれました。妻と二人で堪能するほど食べて満足です。

 その夜は風呂に2個のユズをほおり込んで湯時風呂としゃれ込んでみました。外は木枯らし1号が吹いているのに、マッタケ、ユズ、ユズ風呂と暖かい物と人情にに囲まれ、至福の時を過ごしました。

  「マッタケが 届かないよと メール書く するとどうです わざわざ持ち寄る」

  「ユズをニ個 風呂の湯の中 プッカプカ まるで温泉 花歌気分」

  「高知から 皿鉢料理の 寿司届く 美味い美味いと 全て平らげ」

  「ユズの酢が 隠し味です 高知産 ユズ湯で私 高知に染まる」

[ この記事をシェアする ]