○女性の起業家
一昨日NHKのテレビに出ました。皆さんによく言われるのですが、「あなたはラジオ向きの顔をして何でテレビによく出るのか」と(笑)。そんな人には「ほっといてくれ」(笑)と無視します。この番組は私のレギュラー番組みたいなもので、話題が欲しいときに電話がかかり、その都度ディレクターと相談して内容を決めますが、前回は「定年後の生活設計」、今回のテーマは「女性の起業家」でした。
「きぎょう」には「起」(おこす)と「企」(くわだてる)の2種類がありますが、今回は起こすで考えました。つい最近の職場への女性進出は目覚しく、子育てを終えたり家事専念だけのストレスから解消されたい一心で起業する人が増えています。その中には成功を収めている人もいれば、借金を作って会社や家庭を破綻に追い込んだ哀れな人もいます。女性が起業するには男性中心といわれる社会では中々厳しいものがありますが、女性だからと考えないで、むしろ女性の感性を生かせば新しいビジネスチャンスはいっぱいあると思われます。
起業しるためには一人でやるか複数の人と共同でやる場合があります。双海町の漁協女性部の皆さんが10数年前に起業したじゃこ天の店は集団でしたが、リーダーの上手い誘導もあって年商55百万円の企業に育ちました。私の妹が脱サラして始めた海産物専門店「くじら」は、個人経営の起業です。こちらも何とか目標だった5年を超え、設立当時の借金を返済したようです。
人間には「幸せになりたい」「お金持ちになりたい」「成功したい」という3つの願望があります。起業はこうした願望の現われですが、起業するためには「強い意志力」がまず必要です。次に「何をどうするか」といった基本コンセプトの設定や資金計画が要ります。いきなり高い望みを持っても自分のスキルとのギャップで上手くいきません。自分サイズの夢とソロバンをしっかり考えます。さらに「考えを形にする行動力」も欠かせません。オーナーであると同時に最前線でお客さんに対応もしなければなりません。勿論情報を発信して集客がないとこれまた繁盛しませんから、考えたら大変な仕事量だと思います。でも案ずるよりうぬが安しで何とかなるものです。ショートアドバイスとして「成功者と失敗者の論理」を述べさせてもらいました。
テレビの反響は大きいです。昼前の30分の番組ですが、中々どうして、多くの視聴者から「今日テレビに出とった」から、「私も起業家になりたい。アドバイスを」をまで、様々な反応がありました。嬉しいことです。
「私にも夢があるのよ教えてよ社長になりたいそりゃダメだ」
「人は皆たった一度の人生だやる気になれば何でも出来る」