この一週間、東京や埼玉への講演活動があって忙しかったため、一週間ぶりに「人間牧場」へ行きました。季節の移ろいはすっかりもう秋で、極早生みかんが早くも色づいていました。
今日はいよいよ「水平線の家」へ水道が引かれました。同時に下水工事も行なわれ、暮らしのできる準備が整いました。水は農家のご好意で分けてもらうことになりましたが、節水につとめ農家に迷惑をかけないようにしたいと心に誓いました。
長男は今朝6時に起きて、姉の家で借りた軽四トラックで古民家の瓦を貰いに行き積んで帰ったようです。古い瓦は使い道が多く、この瓦は軒から落ちる雨だれが土をはねるのを防ぐため、その殆どを地中に埋め、幾何学模様を作ろうと計画しているのだそうですが、何となく面白く、再利用によって命を与えることに意味があるようです。
明日は施設内部の掃除をしようと考えていますが、何人か助っ人がくるかも知れません。掃除や磨きは三男で末っ子が次の就職のため、この数ヶ月家にいたので手伝いをと頼みにしていたのですが、完成することを待たずに今日、旅立ってしまいました。しかし彼は外壁やウッドデッキの防腐剤塗りなど、実にこまごました手伝いをやってくれました。多分彼が休暇で帰る頃には次の計画に進んでいるものと思われますが、彼の人生にとってもよき思い出となったことでしょう。
「人間牧場」の下見に訪れた人がすでに100人を超えました。いずれも物好きな人ですが、裏を返せば好奇心旺盛というべき人たちでしょう。皆さん一様に環境のよさに驚き帰って行きますが、これから来る人は「人間牧場」建設の手伝いを余儀なくされます。フンドシを締め直して来てください。