○ヤッホー、水平線の家ついに完成
先月の月末から今月の中旬まで、何かと忙しかったため10日ぶりに人間牧場へ行きました。今日は朝から北東の風が強く吹いて、少し肌寒い感じがしました。季節は確実に秋を感じさせているようです。今日は大工さんが最後の仕上げにやって来ていました。洒落た戸袋やお願いしていた作り付けの棚など全てが出来ていて、仕上げのための調整が行われていました。
私は息子が知人から貰ってきた古い瓦を犬走りとして利用するため裏の土を土台に沿って掘り、瓦を3枚組んで埋め戻してゆきました。これが結構きつい仕事で、並べ方を間違うと古い瓦を使った意味が無くなるとあって水平に糸を張り慎重に作業を進めてゆきました。不器用な私のことですから仕上げは今一なのですがこれが出来上がってみると結構様になっており、均した地面に小砂利を敷くと何とも見栄えのする作品になりました。今日は裏だけの作業になりましたが、息子、いや設計士の検査が合格すれば左と右もやりたいと思っています。
建前を行ったのが夏真っ盛りの7月29日でしたから随分時間がかかりましたが、その分思いをはぐくむことが出来て本当によかったと思います。きしくも先週結婚した息子夫婦が新婚旅行から帰った今日出来上がったことも嬉しいことです。
昨日今治に行ったついでにお四国札所仙遊寺に立ち寄り住職の小山田さんとお話をしました。その折看板にするタモの板をいただいて帰りました。住職さんはマルチ人間で知られていますが、製材や鍛冶屋が出来る道具をそろえて日々楽しいことをやっています。見習いたい人物の一人です。
さて、立派な水平線の家が出来たのはよいのですが建築費用が予想以上にかかり、資金が底をついてしまいました。第2期工事からは大蔵大臣の妻に頼るしかありません。少しだけ妻にゴマをすることも仕方のないことかもしれないと、今日も肩を揉んでやりました。妻いわく「まあ珍しい、雨でも降らねばいいが、何かまた悪だくみでも」と読まれてしまいました。
この3ヶ月、ワクワク、ドキドキでした。何処へ行っても気になり、何処へ行っても聞かれもしないのに人間牧場のことを随分話しました。これを生きがいといわずして何と呼ぶのでしょう。世の中の定年を迎えた男性諸君、私のように生き生きと輝いて生きて下さい。