○進化論
人は生きている限り成長するものと思っていましたが、あにはからんやある一定の年齢に達すると成長が止まり、むしろ老化するものであることをこの頃になって思い知らされるようになりました。人間の肉体は25歳までが成長の限界で、それからは老化をたどる話を聞いてそんなことはないだろうと、若い頃は疑問を抱きました。でも医学的には本当だそうで、61歳の私だと相当老化が進んでいるものと思われます。
しかしこれは医学的な細胞の話であって、肉体や体力が衰えても精神的には努力すれば進化続けるのではないでしょうか。
もし私が60歳の定年で職場や社会、文化文明から隔絶されて何も学ばないとすると仮定すれば、進化はおろか退化の道を進んでゆくでしょう。しかし私が60歳の定年を人生の転機と考えて、新しい目標を持ち今まで公務員がゆえに制約されたあらゆるものから解き放たれてチャレンジすれば、どの程度か分かりませんが進化し続けるのではないかと思うのです。
私の進化に必要な栄養は人と環境です。幸い私には様々な人間模様を持った人たちとの数多い出会いがあります。中には私のように進化し続けたいと学んでいる感化人間がいっぱいいます。3月に退職し4月から始まった僅か9ヶ月の間に、今までの公務員生活では多分出会わなかったであろう人にも沢山出会ってきました。その人たちは私に大きな影響を与えて私の進化の手助けをしてくれています。
もう一つ、進化に必要な条件は環境です。私が続けている出会い探しの旅も環境の一つだろうし、パソコンや読書による知識の習得も環境、家庭や人間牧場、地域社会、自然も環境です。自由人になったこの4月から私の周りの環境は大きく変化し、進化し続けています。
進化は自分の持続可能な進歩意欲がなければ自分の進歩を自分が感じませんし、何よりも大切なのは周りの人が進化を認めるかどうかでしょう。
私は私の進化論に基づいてこれからも進化し続けたいものです。
「久しぶり会ったあなたは進化したそう言われるよう元気頑張る」
「60年会ったことなき人に会う教えいただき更に進化を」
「寝る時間割いて学んで知恵磨く金にもならぬ夢を追いつつ」
「出来ないとやらない言い訳並べ立て一日終わるそれも人生」