人間牧場

〇郷土料理「さつま汁」
 私たちの地方には色々な郷土料理があります。中でもさつま汁は、小骨の多いコノシロやエソなどの魚が手に入った時作りますが、今回は子ども体験塾の子どもたちが、炭火焼きした立派な鯛の身をほぐして作りました。

 ほぐした身をすり鉢に入れてスリコギで丹念にすりつぶし、麦味噌を入れてさらにすり身と混ぜ合わせ、程よくなったところで、ガスバーナーで少し焦げ目がつくほど焼いて香ばしくして、ゆっくり出汁を加えながら混ぜ合わせます。

 そこへ細かく刻んだネギやコンニャク、それにみかんの皮の千切り、ゴマなどの薬味を入れて出来上がったら、あらかじめ炊いた麦ごはんを茶碗によそい、上からぶっかけて食べるのです。指導してくれたのは漁協女性部と婦人会、更生保護女性会の皆さんでした。

 子どもたちも調理実習の最初は半信半疑でしたが、普段は捨てるみかんの皮を薬味として使う珍しさもあり、食べてみて美味しんのにビックリしながら、中には3杯もお替りする子どももいて大喜びでした。美食・飽食の時代故、折に触れ子どもたちに、こんな郷土料理を体験させてやりたいものです。

「さつま汁 郷土料理に 欠かせない おばさんたちの 指導で体験」
「鯛を焼き 身をほぐしつつ すり鉢で 味噌を加えて スリコギ使い」
「みかん皮 普通は捨てる 物なのに 千切りにして 薬味に使う」
「3杯も 笑顔でお替り する子ども 日ごろは美食 物珍しく」

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人間牧場

〇季節の恵み
 人間牧場とわが家の裏庭に、クヌギの木にシイタケ菌を打ち込んだホダギを置いています。普通の年だと気温が10度前後になる春と秋の時期一斉にシイタケが生えるのですが、今年はどういう訳かシイタケが次々と生えて、思わぬ収穫を楽しみながら喜んでいます。

季節の恵みシイタケ

 原木シイタケは肉厚で香りも良く、妻が料理してくれたシイタケを毎日のように食べていますが、食べきれない分はお裾分けしたり、茎を取って自然乾燥シイタケを作り、ジップロックの袋に入れて保存し、うどんなどの出汁に使っています。詳しいことは分かりませんが、乾燥すると栄養分が増すそうです。

干しシイタケ

 自宅で使う乾燥シイタケは、別に見栄えを気にしないので、荒く千切りにして干すため、乾燥も早くあっという間に出来上がります。切干し大根といい干しヒジキといい田舎はその気になれば保存食材の宝庫です。ロシア侵攻などで物価高が続いていますが、わが家の自給率はかなり高くなっています。

「この春は どういう訳か シイタケが 次々生えて 食卓潤す」
「食べきれぬ シイタケスライス 保存食 干せば旨味と 栄養高く」
「出汁用に シイタケ便利 妻重宝 お陰様にて 自給高まる」
「子ども頃 嫌いな食べ物 だったけど 今では大好き 味舌変化」

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人間牧場

〇夜明けが早くなり始めました
 私の日課は毎朝午前4時に起床して始まります。年末の冬至を境に夕暮れは随分遅くなりましたが、夜明けは春分を過ぎてもまだ遅く、3月3日のひな祭り頃からやっと6時30分頃になると周りが明るくなり始めるのです。

夜明けがやっと早くなり始めました

 これまで朝6時にウォーキングに出発する時は必ずLEDの愛用懐中電灯を持ち、足元を照らしながら歩いていましたが、もう少しで懐中電灯なしでも歩ける明るさになるようです。最近は日中の気温が10度を超えることもあるようですが、朝の外気温度は低く、昨日もメダカの泳ぐ水瓶にはうっすらと氷が張り、畑には白い霜が降りていました。

 春近かしを予感するものの、手袋をはめた手指はまだまだ冷えるこの頃です。天気予報だとこの1週間は好天が続くようですが、年度末を迎えているこの時期は何かと行事や会議が多く、お天気や気温の具合が気になる今日この頃です。

「夜明け前 懐中電灯 足元を 照らして歩く やっと解放」

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人間牧場

〇菜の花や月は東に陽は西に
 昨日の夕方講演先の八幡浜から帰る途中、閏住の菜の花畑の前に差し掛かりました。いつも見慣れた光景なので、どうしようか迷いましたが、昨日の講演先で、菜の花のことを話したこともあり、車を右折して旧道に入りました。

 午後6時過ぎの日暮れだというのに、相変わらず若い人たちが沢山集まって写真を撮ったり、散策をしていました。折しも夕日が西に傾き、菜の花を照らしていて東の端に咲いている河津桜の上には綺麗なお月さまも出ていました。

 「菜の花や月は東に陽は西に」こんな言葉が蘇りました。今月7日には高知県高知市から、16日には大分県日田市からそれぞれわが町へお客さんがやって来ます。自慢したい花々です。

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人間牧場

〇海岸国道378号の河津桜
 今日は八幡浜市公連の館長・主事研修会に招かれ、昼前に家を出て海岸国道378号、通称夕やけこやけラインを走りました。わが家を出て大洲市長浜と八幡浜市保内の境まで来ると、瀬戸内海側の路側帯には、綺麗な河津桜が満開に咲いて綺麗でした。

国道378号沿いの満開の河津桜は見事でした

 昨日の温かさとは打って変わり、今日は寒さの逆戻りで寒い1日だったため、また路側が狭いため車を止めて桜を見学することも危ないのでできないため、左と右の交通に気を配り、車を止めて中から写真を撮る程度の見学でしたが、いよいよ春本番のようです。

 ゴゼが峠の長いトンネルを抜け会場の文化センターへ到着したのは50分前で、私が一番乗りでした。その後講演に使うUSBメモリーをパソコンに差し込み、関係者と打ち合わせを行い13時30分から、「公民館版SDGs」を主要テーマに90分話し、その後30分ほど質疑応答を行い無事役目を終えました。熱を入れて話したため講演会場の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。

「温かい 昨日と変って 今日寒く それでも沿道 桜が満開」
「降りたいが 降りれぬゆえに 車中から 車を止めて 写真を撮って」
「八幡浜 公民館の 主事・館長 集まる会議 講演頼まれ」
「USB メモリー使って 講演す 便利な世の中 思い出しつつ」

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人間牧場

〇ちょっと立ち寄りました
 一昨日わが家から車で片道160キロも離れた愛媛の最南端愛南町へ講演に出かけました。「後期高齢者ゆえ一人で車を運転するのは危ない」と、家族や友人は心配して言うのですが、私は至って平気で、先日も徳島県阿波町へ、また高知県足摺岬へ出かけていて、5月にはまた徳島県へ出かける予定です。

私は若いころから遠出する時は、プラスワンを心がけていて、出会いたい人、出会いたい場所を頭に描き、少し早めに出発してプラスワン的な出会いを達成しています。一昨日は長年の夢であった紫電改展示館を訪れたり、旧友2人(尾崎さんと加幡さん)に出会い、プラスワンならぬプラス2を実現しました。


(頭に浮かんだ新平さんの顔、昨年出会った時の写真です)

(今朝のビジネスホテルの写真です)
(一昨日の写真です)

 夕暮れの帰り道高速道路を降りて西予市の一般国道56号を走っていて、急にビジネスホテル松屋経営者の大氣新平さんの顔が頭に浮かびました。新平さんの先代が経営していた松屋旅館には、沢山の文人墨客が逗留して、その多彩な文筆を新平さんはFacebookで毎日のように紹介していて、私は興味があり毎日のように見ています。

 昨年西予市で行われた県公連の公民館研究大会の折、ホテルに泊まり新平さんと再会し一段と縁が深まった気がしていて、何の前触れもなく松屋へ立ち寄りました。新平さんはあいにく外出中で出会うことができませんでしたが、ホテルの横の休憩所で2人の高校生と出会い、色々なことを短い時間ながらお話しすることができました。行きずりの不審者と見まがわれず会話してくれた高校生に感謝しています。

「プラスワン 心がけると また楽し 出会いや発見 私のわがまま」
「遠出など するなと心配 してもらう 本人いたって 平気で旅する」
「高速を 降りて国道 看板が 目に付き右折 ホテル立ち寄る」
「あいにくと 出会いたい人 外出中 高校生と 立ち話する」

 

 

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人間牧場

〇旧友との出会い
 私には青年団、同級生や幼な友だち、職場の友だち、まちづくりで知り合った友だち、ボランティアの仲間など、数えればきりがないほどの友だちがいます。残念ながら私も相手も歳を重ね、活動から一線を退いたり、様々な理由で身動きが取れなくなったりするなど、出会うことができない人も沢山います。

 昨日久しぶりに南予愛南町へ講演に出かけることを知った、2人の旧友から電話が入り、久しぶりにお昼ご飯でも一緒に食べようと、誘われました。講演は13時30分からなので、言葉に甘えて道の駅ミックで待ち合わせ、すぐ近くのレストランに入りました。

 尾崎さんは旧一本松町に勤めその流れで合併後の愛南町役場に勤め現在は支所長をしていますが今年の春目出度く定年退職だそうです。若い頃まちづくりセンターに出向していたころ知り合い、無人島に挑む少年のつどいでも一緒に活動した間柄です。

 もう一人は元内海村の村長だった加幡さんで、数少ない水産高校の後輩で、私の主催していたフロンティア塾へも参加していましたが、現在は真珠養殖業を手広くやっていて何かにつけて連絡を取り合い、出会いこそ遠のいているものの、出会いたい一人でした。何年かぶりに出会いましたが、すぐに打ち解け食事を取りながら昔の思い出話やこれからのことについて話しあい、楽しいひと時を過ごしました。

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人間牧場

〇春の足音
昨日は真っ白に霜が降りる寒い朝でした。まだまだ寒さが厳しいので、外へ出る時は少し厚手の服装で出かけますが、若い人の服装はもう春の装いです。

昨日家の裏山斜面を見ると、沢山のユリが鮮やかな緑色の新芽を出していて、日増しにその数を増し、春が近いことを実感しました。

日増しに緑色の葉っぱも大きくなりつつあります

人間牧場の梅も満開です。そして標準木として植えている河津桜も7~8分咲きといったところです。やがてそのバトンんは枝垂桜やスモモへと移ります。

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人間牧場

〇久しぶりの薪割り
 人間牧場のかまど小屋と、ピザ釜、風呂釜、ストーブ用に、色々な木をチェンソーで切って、毎小屋に保存しています。古いものは1~5年前にストックしたものもあって、完全に枯れてよく燃えます。

久しぶりの薪割り

 普通閑があれば、マサカリで薪にする丸太を割って小屋の軒下に積み上げ保存するのですが、雨が近かったり忙しかったりすると、丸太のまま積み上げています。

今日は午前中来たお客さんと、午後やってくるお客さんの間に2時間ばかり余裕の時間があったので、倉庫から大きなマサカリを取り出し、薪割をしました、枯れた杉の木は面白いように割れました。お陰様でいい体力作りになりました。

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人間牧場

〇スズキとブリが届きました
 今日の夕方外出先から帰ると、家の裏の流し台にスズキが2匹とブリが一匹置かれていました。居合わせた孫の話によると、いつも魚を届けてくれる漁師さんが持って来てくれたようで、名前は憶えていないようでしたが、大方の見当がついたのでお礼の電話を入れました。

 さて日も暮れて暗くなっていたものの、氷が朝まで持たないと思い、「よし、いっちょうやるか」とねじり鉢巻きと割烹着を着て粗調理に挑みました。気温も水温も夜になると冷え込んで、早く処理をしないと風邪を引くかもしれないと、気合を入れてやったお陰で、約40分ほどで粗調理を終え妻と若嫁に渡しました。

 今夜の夕食には間に合いませんでしたが、私は魚大好き人間なので明日の食卓が楽しみです。スズキもブリも鮮度が良いので、明日まで冷蔵庫で熟成すると、また格別の味になるようです。少し量が多いようなのでお裾分けもしたいと思っています。

 

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