〇正月を迎える準備(しめ縄づくり)
昨日は寒い一日でしたが、意を決して私設公民館「煙会所」にストーブを持ち込んで暖を取り、一人黙々しめ縄づくりをしました。作業に支障をきたすほどではありませんが、先日の人間牧場での餅つきで手のひらを少し痛めているので、縄をなう力が弱く、多少難儀をしました。
先日大安の日に藁をそぐっていたので、畳の上にゴザを敷きオタマジャクシ15個、隠居用の少し大きなオタマジャクシ、本宅玄関用の暖簾型しめ縄、神棚用の大きなしめ縄といつもの年と変らぬしめ縄を順次2時間ほどで作り上げました。ホームセンターなどで買えば済むことでしょうが、元漁師をしていた親父直伝の技を引き継いでいて、自己満足ながらそれなりに出来上がりました。
私は子どものころから何かと器用な親父から、「お前は不器用だ」と言われてきましたが、出来上がったしめ縄を見た妻から、「まあお父さん、器用ねえ」と褒めてもらい、まるで子どものように嬉しくなりました。その親父も7年前に亡くなり、私のこのしめ縄づくりを息子に教えていないことに気がついていますが、今年も正月前には息子や孫に手伝ってもらい、裏白やカブスを付けて飾る予定です。
「煙会所 ストーブ入れて 暖を取り 正月用の しめ縄づくり」
「今は亡き 親父直伝 しめ縄を 心を込めて しっかり作る」
「気がつけば 私の技術 息子には 伝えていない 難儀な話」
「さあこれで 新年迎える しめ縄が それなり出来た 妻に褒められ」
懐かしい、子供に、譲ってやらないとなくなってしまういますよね。