〇放任田んぼの草刈り
昨日の朝、自宅の下の田んぼで何やら話し声が聞こえました。そのうち草刈り機のエンジン音が賑やかになりました。気になって下道へ降りてみると、顔見知りの人2人が草刈りの最中でした。
実はこの田んぼは、作り主のおじさんが4年前から長期入院したため作り手がいなくなり、草が伸び放題になっているのです。田んぼの周りには住宅が沢山あって、この時期になると雑草に花が咲き、胞子が周りに飛ぶので、喘息を患っている住民から、「何とかして欲しい」と持ち主の奥さんにお話ししたようです。
早速昨年はシルバー人材センターが依頼を受け、それなりに奇麗になりました。今年雑草はさらに勢いを増し、人も立ち入れないほど大きく伸びました。どんないきさつだったのか知りませんが、昨日から草刈りが始まったようです。雑草の伸び具合、広さから考えると2日ぐらいはかかるのではないかと思われます。
畑や田んぼは日常耕作している時はそれほど感じませんが、一旦耕作を止めると雑草がはびこり荒れ放題になります。勿論土地の保全は所有者の責任ですが、昔のように田や畑を財産と思うような時代ではなく、むしろ負の遺産と思う人も多いようです。
かく言うわが家も、さしたる財産のない自称貧乏人ですが、田舎らしい660坪ある広い自宅面積と、人間牧場周辺の敷地を有していて、今では私にはその保全が少々重荷となり、時々手伝ってくれる息子にとっては、まさに負の遺産となりそうな雲行きです。他人事とは思えない昨日の出来事でした。
「3~4年 作り手病気 不在にて 雑草伸びて 放任園に」
「草刈り機 ブンブン回し 作業する おじさんたちは シルバー人材」
「田や畑 昔は財産 羨まし 今は誰もが 負の遺産だと」
「わが家にも 貧乏人だが それなりの 財産あるが 息子窮屈」