〇観光列車伊予灘ものがたり(その2)
私は講演などで旅慣れていて、特急や新幹線などをしょっちゅう利用していますが、わが妻はそんな機会は殆どないため、伊予駅から山周りで走る特急宇和海に乗るのも初めてで、幾つもの長いトンネルに入ったり出たりして走る列車に驚ろいていました。
大洲駅では少し待ち時間がありましたが、その間駅構内待合室で久しぶりに出会った皆さんと楽しい談笑となりました。そのうちプラットホーム3番線に移動しましたが、八幡浜行きのアンパンマン列車が停車していました。
そのうち伊予灘ものがたりが3両編成で入線、車内清掃などを終えて早速アテンダントの案内で列車に乗り込みましたが、車内はパンフレットで見たイメージよりもさらにグレードが高く、まるで動く応接室といった感じで、窓に向かって横一列に並んで座りました。
車窓の夏の景色がピカピカ磨きのテーブルに映り、シャンデリアの灯りとマッチしてとてもゴージャスな雰囲気でした。のんびりゆっくり走る観光列車は五郎駅で、列車は止まらないものの狸の格好をした多くの地元の人の出迎えを窓越しに受け、私たちも車内から手を振って応えました。
「特急の 内子経由で 山周り 大洲駅にて 観光列車に」
「何とまあ 贅沢なこと 一両を 丸ごと借りて のんびり出発」
「五郎駅 狸伝説 地元人 プラットホームで 歓待出迎え」
「ピカピカの テーブル映る 夏景色 隣の席に 妻も並んで」