〇いろいろな種類の緑色
春は天気が安定せず、前の日は上天気でしたが、昨日は朝から一転し一日中雨でした。それでも少し早く起きて、雨の降る前にウォーキングをしようと空を気にしながら、傘とデジカメを持って出かけました。毎朝歩くウォーキングコースは田舎なので、道沿いには野の花が人知れず咲いていて、それらに目や心を動かすのも楽しみの一つです。
草や木々は今まさに新芽・新緑の最も美しい季節を迎えています。「緑」や「みどり」といいますが、緑にも色々な種類の緑があって、まるで48色の色鉛筆の中にある緑周辺の色とりどりのようだと実感しました。雑草ながら人間に馴染みの深い草にヨモギがあります。新芽を摘み取り軽く茹でてアクを取り、お餅に突き込むと、懐かしい緑色の草餅になります。
子どものころ野遊びをしていて茅で手を切ると、ヨモギの葉っぱを摘み取り、掌で揉んで傷口につけると、止血になることを自然の中で学びました。またヨモギを乾燥させるとモグサの原料にもなると聞き及んでいて、厄介な雑草と思われているヨモギが意外にも、私たち人間の身近なものであることを実感させるのです。
端午の節句ころになると、茅とヨモギを束ね、屋根の上に供える迷信がかった風習も、懐かしく思い出されるこの頃ですが、先日は畑の隅に生えていたヨモギの新芽を摘み取り、衣をつけて天ぷらにして食べましたが、彩も良く薬草の天ぷらとしてとても美味しくいただきました。
「ウォーキング 途中道端 足を止め 雑草見入る 変わったおじさん」
「緑色 何色もあると 実感す ヨモギの色は ヨモギ色です」
「雑草と 思われている ヨモギだが 食用・薬草 風習使う」
「先日は ヨモギの新芽 摘み取って 衣をつけて 天ぷら変身」