〇伊予銀行上灘支店の窓口営業終了
平成の大合併で伊予市・中山町と合併して今年で18年になります。あっという間の18年でしたが、今年は歴史の悪戯でしょうか、上灘漁協所属の漁船が20隻も集団火災で焼失したり、長年子どもたちが通っていた上灘保育所が耐震基準に適合せず、旧保健センターへ移転したり、町のシンボル的存在がのシーサイド公園が26年ぶりにリニュアールし、運営をしていた3セクが解散してフジトラベルに替わったりして、私の外反母趾手術・入院中に起こった町の流れのきしむ音がいや応なしに聞こえています。
また最近知ったのですが、伊予銀行上灘支店が今年7月21日をもって窓口での営業を終了するというニュースが飛び込んできました。JAバンクも上灘からATMが下灘に移転するようで、何年か前に町内から姿を消したガソリンスタンドとともに、老いの身には益々厳しさを増す不便な暮らしに不安を隠すことは出来ません。そんなこともあって、今まで窓口で預金の出し入れをしていたことができなくなるので、昨日上灘支店に出かけて、とりあえずキャッシュカードを2枚作る手続きを終えました。
偶然最後の支店長になるであろう現支店長さんにお会いし、いただいたいよぎんSMART上灘開設を知らせるパンフレットを見ながら、色々な話をしました。明治35年に開設された伊予銀行上灘出張所はその後支店に昇格するなど100年を超える歴史があり、私たちの暮らしに寄り添うように双海町の歴史とともに歩んで来ました。私が双海の夏祭りを発想し一大イベントに発展した頃には、銀行員や郵便局員が連をつくり、町内を双海音頭を賑やかに踊り歩いたのがつい昨日のことのように蘇ります。また一つ灯りが消えようとしています。寂しい出来事です。
「銀行の 支店なくなる 寝耳水 ガソリン難民 今度は銀行までも」
「窓口で 預金引き出し する方法 遠く離れた 郡中支店」
「とりあえず スマートATM で引き出しは 出来そうなので キャッシュカードつくる」
「銀行は 貧乏私 無縁だが それでも困る どうすりゃいいの」