◯病院の西窓から見える夕日(その2)
隣の相部屋に入院しているおばさん(失礼ながら私もおじさんです)Àさんから昨日、「病院の西窓から綺麗な夕日が見えるのよ」と耳寄りな情報を聞いていたので、昨日は夕食を食べたあと第2病棟の長い廊下を車椅子で移動しました。患者さん古参のÀおばさんの口コミ効果は絶大で、窓辺には既に6〜7人の女性が集まり、ちょっとした夕日の鑑賞会となりました。
8階ののため眼下には、東温市周辺の街並みに加え遠く由利島や私の町の沖に浮かぶ青島も見え、沈み行く綺麗な夕日を堪能すことができました。夕日にいささかのこだわりを持って生きてきた私にとって、見る場所こそ違え入院中見る夕日は格別で、傷の痛みなどすっかり忘れて、大いに心を癒やしてくれました。Àおばさんに「いい夕日を見せてもらいました」とお礼を言いました。
その後、私の手持ちのタブレットに保存している双海町の自慢の夕日を、7〜8人の女性がエンジンを囲むようにして見せびらかしました。皆さん口々に「まあ綺麗な夕日だね」、「病気が治ったら見に行きます」でした。ふと「双海町の今日の夕日も綺麗だろうな」と少し感傷的になりました。それにしてもタブレットに内蔵している夕日の写真を見せれるなんて、素晴らしい持ち物です。
「雨上がり 綺麗な夕日 見えました タブレットにて 自慢の夕日も」