人間牧場

◯別れの夕日

この2日間はあいにくの雨でした。昨日は昭和の日という祭日で、病院内もいつになく静かな一日でした。私はシャワーやギブス巻き、病室廊下での4点歩行器をを使った歩行訓練と、それなりに忙しい一日でした。

午後1時ころ妻が洗濯物を届けに来てくれましたが、今回もコロナの影響で残念かな会うことができず、妻の顔を忘れそうだと、荷物を届けてくれた看護師さんに話すと、「素敵な奥さんでしたよ」とお世辞を言ってくれました。

千昌夫の「味噌汁の詩」ではありませんが、「忘れちゃならない 生まれ故郷と味噌汁(妻)」です。今日の朝退院する予定の女性が夕方夕日の見える西窓ロビーに数人集まり、名残の夕日を見る会を開きました。

縁もゆかりもない人たちですが、たった2週間ながら新型コロナで何かと制限の多い病院生活でしたが情がうつり、いつになくしんみりした気持ちで雨上がりの夕日をみんなで愛でました。多分会える、多分会えない。さよならです。

「縁ゆかり ないけど別れ 少しだけ 寂しい気持ち 夕日癒やして」

 

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