〇庭は一体誰のもの?
私の息子はもう間もなく50歳になるというのに、誰に似たのか分かりませんが、カブト虫やクワガタを飼ったり、仕事の合間を縫って地域づくり活動をしています。私の若い頃を見ているようだと妻は言いますが、ある部分感心しながらある部分には呆れ返っています。
息子がカブトムシを飼うようになったことをきっかけに、庭の隅にはとても一人では運べない、大きなポリ植木鉢が幾つも置かれるようになりました。その最たるものはカブトムシの無償配布の折ディスプレイ用に使うクヌギの木を植えたもので。私の背丈以上に伸びていて、そろそろ路地に下ろさないと、根詰まりで夏越しができないのではないかと心配をしています。
昨日息子はポリ植木鉢に植えている姫リンゴの花が咲いたので、人工受粉作業をしていました。最近よく見かけるキウイフルーツの受粉作業のように、産毛のような綿棒で孫たちと一緒になって花にピンク色の花粉をつけていました。昨年も受粉したお陰で可愛らしい姫リンゴの実が沢山なりましたが、この実を使ってリンゴ飴を作る目論見は残念ながら失敗に終わりました。
わが家は庭が広いのでどおってことはありませんが、庭の草を引く妻からは「邪魔になるから除けて欲しい」と再三注意されていますが、我関せずって感じです。わが家のガーデニングは妻が春植えと秋植え替えなど、私も頼まれて土の入れ替えなどを手伝いながらやっていますが、孫たちが庭でサッカーボールを蹴ってプランターを壊すため、笑うに笑えない小さなゴタゴタが絶えません。家族みんなそれぞれ思いがあるようです。庭は一体誰の物でしょう?。
「わが家庭(にわ) 一体誰の ものだろう? みんなそれぞれ 主張が違う」
「わが息子 ポリの大きな 植木鉢 昨日はリンゴ 人工授粉」
「草引きは 結局妻が 引き受ける わが家の伝統 女性にしわ寄せ」