人間牧場

〇蜜蝋精製

 今年の養蜂も、7升の収穫を得て不本意な成績ながら無事終わりました。巣箱を片付けたりしながら既に来年に向けて、キンリョウヘンのハウス内への移動など、準備を始めていますが、これまで殆ど捨てていた蜂蜜収穫の搾りカスから、蜜蝋を採ろうという話が息子とまとまり、夕方準備をしました。

孫も手伝ってかまどに火入れ
蜂蜜のの搾りカス
お湯で溶かして蜜蝋精製
粗精製した固形蜜蝋

 倉庫からかまどを出し、鍋をかけて火を点け、お湯を沸かしました。その中に少し小さいステンレスの鍋をさらに入れ、お湯が60~70度になったら、最後に蜂蜜を採った搾りカスを少し目の細かい金網のすくい網に入れると、蜜蜂の巣が解け始め、蜜蜂の死骸やゴミと蜜蝋が分離し始めました。

蜜蝋は60~70度の温度で溶けるようで、最初は面白いように分離しましたが、すくい網の目が黄色い蜜蝋で詰まるにしたがって、作業効率は悪くなったものの、30分ほどで搾りカス全部の精製を終えました。薄暗くなったので作業を中断しましたが、今日にでも精製を続け純度を上げたいと思っています。

蜜蝋はローソクの原料にもなるし、昔は蜜蜂の蜜蝋を廊下の板磨きにも使ったそうです。息子はやがてローソクも作りたいと意気込んでいますが、私は願わくば来春巣箱設置の時、巣箱にバーナーで溶かして塗る蜜蝋として再利用したいと思っています。蜜蝋は市販されていますが、特に日本ミツバチの蜜蝋は貴重で高く、実験が成功すれば来年から養蜂がさらに進化しそうで、とても楽しみです。

「蜂蜜を 搾ったカスを 再利用 蜜蝋精製 新たな挑戦」

「息子・孫 私と3人 まずかまど 火を焚き鍋に お湯を沸かして」

「鍋に鍋 すくい網入れ 搾りカス 入れると 蜂の巣溶けて 黄色い蜜蝋」

「とりあえず 今年の蜜蝋 来年は 巣箱に塗って 蜜蜂誘因」

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