〇大きな鯛をいただきました
昨日の朝、ウォーキングから帰って食事をしていると、下灘の親類から「魚を差し上げるので取りに来るように」と連絡が入りました。親類の漁師さんもご他聞に漏れず、高齢化で殆どリタイアしてしまい、自分も若い頃漁師を7年間やったこともあって、寂しい思いをしていますが、折から降り出した弱い雨の中を軽四トラックで出かけました。
昨日はカナガシラ、メバル類に加え、大きな鯛を一匹丸ごといただいて帰りましたが、早速家の裏の屋外流し台に持ち込んで、粗調理を始めました。まず真新しい軍手を両手にはめて、ヒレトゲや骨、包丁で手を怪我しないよう防護し、全ての魚の鱗を鱗取り専用道具で取り、出刃包丁と薄手の包丁を巧みに使い分け、内蔵やエラを取り出し、綺麗に水洗いしました。
特に大きな鯛は頭を落として、その頭も難儀をして半分に割りました。この頭は兜煮にして食べると最高です。三枚におろした骨や身を冷蔵庫に入れるようパレットに並べ妻に手渡すと、妻は食べきれない魚はジッパー付きの小袋に入れて冷凍庫へ保存し、一件落着です。流し台に飛び散った鱗を取り、包丁や鱗取りの小道具類も丁寧に水洗いして1時間半ほどかかって作業を終えましたが、これからは高温になるので残飯処理にも気をつけなければなりません。
昨晩は刺身と煮付けが食卓を賑わせました。特にフリーザーに入れていた鯛の刺身はコリコリして抜群に美味しく、お酒を飲まなくなったゆえ、少々物足りなさは感じましたが、満腹の手合いで夫婦2人が、幸せ間に浸りました。今日はお裾分けした同居の若嫁は、鯛めしを炊くのだそうです。差し上げたり貰ったりする田舎の良き風習で、毎日何かと幸せです。
「早朝に 電話が架かり 親類の 漁師さんから 大鯛いただく」
「軍手はめ 大小包丁 用意して 粗調理する 私の仕事」
「昨晩の 食卓豪華 鯛ずくめ 特に刺身は プリプリ食感」
「田舎ゆえ 差し上げ貰い 良き風習 毎日幸せ 生きてる実感」
藤崎さん
養殖は一見いいように見えますが、自然隊形を壊す恐れが多分にあります。人間が自然をコントロールできるような錯覚はしないことです。
ジッパー付きの小袋は重宝ですね。私の場合は腐りやすい野菜を保存してます。家庭菜園で作った野菜などもしています。鯛を見ると養殖というイメージが湧いてきます。天然物はいなくなり、養殖した稚魚を放流しているのを見た事があります。でもこんな事するのなら海でなく内陸部で養殖したらどうでしょうかと思いました。「ぎょしょく」という言葉をクリエイター講座で学びましたが、一方で「ガイアの夜明け」という番組で海水域でなく内陸部で養殖しているのを見ました。真水を試薬で海水同様に変え、生簀の中も濁らないように整備されてました。そうです。科学の力で赤潮問題が解消されたのです。