人間牧場

◯すっかり春色

 先日出かけた大洲市内では、桜がかなり咲いていましたが、海沿いのわが双海町ではまだその気配がなく、待ち焦がれている私としては少しじれったい感じがしています。それでも近所から緑色濃いワカメのおすそ分けが届いたり、ネギのヌタが食卓に出されると、春が来たことを実感するのです。IMG_20160322_175144IMG_20160322_174430IMG_20160322_174324

 昨日久しぶりに毎日一万歩を目指して歩いているウォーキングに、タブレットを持って春を探しながら歩いてみました。遠く近くで聞こえるウグイスの鳴き声こそ、写真に撮ることはできませんでしたが、足元は春そのもので、その気になればを幾らでも見つけることができるようです。

 いつの間にか春が来て、いつの間にか去ってゆく季節の巡りを、71回も繰り返していることを思えば、もうそろそろ禅の祖道元禅師のような感性豊かに生きてみたいとも思いますが、如何せん凡人ゆえの悲しさでしょうか、今年もいつもの年のようにただ何となく春が来た感じは否めません。せめて今年しか撮れない今年の春を、記録に留めることができただけでも幾分救いです。

 そうこうしながら歩いていると、足元の茂みから突然それは見事な雄のキジが、羽音を立てて飛び立ちました。とっさの事ゆえシャッターチャンスを逃してしまいましたが、記憶に残るシーンでした。今年はどこの名木名花の桜を見に行こうか、妻と思案中です。

IMG_20160322_174914IMG_20160322_174704「タブレット ポケット偲ばせ ウォーキング 足元あるある 春色春花」

「突然に 雄キジ茂み 飛び出して 持参のカメラ 役立ちもせず」

「この草や この花誰も 見向きせず 終るだろうと 愛おしくなる」

「ウグイスの 鳴き声写真 撮れたならいつも思うが 残念ながら」

 

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