〇人間牧場でまちづくりの研修会
先日まちづくり推進協議会設立準備委員会の招きで松山市垣生公民館へ講演に出かけました。垣生公民館には友人だった西原花子さんが勤めていたこともあって、もう何10回と足を運んでいるので、役職員の顔ぶれは替わっているものの、知人友人や顔見知りも多く、最も心許せる公民館の一つなのです。
今松山市では新しいまちづくり推進協議会を立ち上げるべく、各地で研修会が開かれています。その準備委員会のメンバーが人間牧場で、研修会をしたいと申し出がありました。私の日程の空きを見つけ、平日ながら10月16日に行なうことで合意し、簡単な研修プログラムを作ってFAXを送り、支所長さんと何度か電話で打ち合わせをして昨日を迎えました。
運悪く昨日は26号台風が日本列島を襲いましたが、スピードを速めて北に進んだたため、中止などの大事には至らず、予定通り午前9時に垣生公民館を出発したようで、待ち合わせ場所の下灘コミセン前に到着したと電話が入ったのは30分近くも前の9時30分でした。私は昼食準備をしなければならないので、食材と飲料水を軽四トラックに積み込み、午前8時には人間牧場へ到着し、掃除機をかけたり足湯サービスのための風呂を沸かしたり、またかまど用の薪を薪小屋から運んだりしながら、案内を頼んでいた地域事務所の松本さんに既に到着していると電話を入れました。
昼食に出すじゃこ天はあらかじめ予約をしていたので、双海人の浜田さんに依頼し持って来てもらいました。皆さん方一行が到着したのは30分以上も早く、早速研修①に入り松本さんが用意してくれたパソコンを使って講義を1時間ばかりしてくれました。私と浜田さんはその間、かまど小屋でご飯を2釜炊き、味噌汁を鍋いっぱい作りました。勿論お味噌はギノー味噌からいただいた美味しい麦味噌です。最近は私と浜田さんの息もぴったりで、ご飯の水加減もよくおこげを少し作る余裕もあるほど、火加減も上々に炊き上がりました。松本さんの講義が終わり私の手が取られたので、味噌汁の味付けは浜田さんに任せましたが、ハモの味噌汁はいつになく上々の出来栄えでした。
かまどで炊いたご飯と味噌汁、それに妻が用意してくれた漬物、じゃこ天一枚、柿とリンゴのデザートというシンプルな料理も、みんなでワイワイ言いながら食べると美味しいものです。2升のご飯も鱧の味噌汁も殆ど完食状態で、いい賄ができたようで皆さん満足の手合いでした。
午後は私がまちづくり推進協議会の薦め方について講義②のレクチャーしながら、皆さんの意見を引き出しました。みんな積極的に絡んでいただいたお陰で、午前中30分間、昼食30分間を稼いだため、終了を1時間早め、午後3時にお開きになり、集合写真を撮影して帰られました。
外は台風の吹き戻しの風が強く吹きつけ、観音開きの自慢の窓は閉めたまま研修をしましたが、それ程寒くもなく、休憩時間に足湯のサービスをしたりして、座布団での窮屈な研修にもかかわらず和気藹々の手合いでした。
「17人 垣生の一行 やって来る 3人対応 朝から忙し」
「かまど飯 ハモの味噌汁 悦に入り 二人でヒソヒソ 準備進める」
「火加減も 水加減までも 上出来に 出来て嬉しい 美味い美味いと」
「少しだけ 心配したが 台風の 影響もなく 何とかこなす」