人間牧場

〇人間牧場での収穫祭

 ⑦足湯のサービス
 人間牧場にはロケーション風呂と呼ぶ五右衛門風呂があります。私や息子は時々人間牧場へ出かけて風呂を沸かして入浴を楽しんでいます。ロケ風呂の押し上げ窓から見える瀬戸内海や、豊田漁港の眺望は絶景で、風呂に入りながらこの景色をを見るのもおつなものです。
 今年の収穫祭は、あいにく雨にたたられてしまいましたが、赤土の畑で芋を掘って汚れた足元を綺麗にすることと、冷えた体を温めるため、今年も灯油ボイラーでお湯を沸かし、半分ほど入れて足湯のサービスをしてやりました。子どもたちは靴下を脱ぎズボンを脛まで上げ、各班に別れ行儀よく風呂釜の回りに車座になって座り、足湯を楽しんでいました。足湯の効果は「頭寒足熱」という言葉のように、頭を冷やし足を暖める健康効果があります。少し熱めのお湯に足を浸すと体中がポカポカして気持ちが良く、疲れが取れるのです。脱衣場は土のついた足で多少汚れはしましたが、車座になって話す会話も楽しく弾んでいました。

足湯のサービスに子どもたちも大満足
足湯のサービスに子どもたちも大満足

 ⑧この日はあいにくの雨でウッドデッキを活動に使えず、水平線の家の25畳の板間しか使えないため、40人の子どもにジュニアリーダーを含めると50人の人でごった返しました。結局室内で予定していた配膳や昼食は小雨だったので屋外での立食パーティに変更して、不自由な思いをさせてしまいました。テントを張るか雨除けのブルーシートを張るか悩みましたが、結局狭い場所で圧し合い押し合いとなってしまいました。また先日浜田さんと二人で板間を綺麗に掃除をして、ワックスをかけていた板間は、ブルーシートを敷いたものの、土泥と消しゴム印を彫ったカスで台無しとなってしまいました。みんなが帰った後私は、いつものように小道具類を片付け、一人で掃除機をかけたりトイレの掃除を1時間ばかりかけてやりました。来た時よりも美しくするためには、子どもたちにも掃除の習慣を身に付けさせなければなりません。何かと考えさせられた収穫祭の細々でした。

子どもが帰った後の板間を掃除しました
子どもが帰った後の板間を掃除しました

 天は私たちに味方してくれるのでしょうか。反省文をかき終わって全てのプログラムが終了した頃、天気が回復しウッドデッキも乾いたので、恒例のウッドデッキでの集合写真はバッチリ撮ることができました。子ども達は元気に手を振りながら、山道を下って行きました。
 前々日下見にやって来た宮栄館長さんと赤石主事さんが、歩くコースで大きなスズメバチの巣を見つけたそうです。ウォーキングコースを変更することも考えましたが、大栄の岡田博助さんに依頼して蜂の巣を取ってもらったようです。蜂の巣は除去しても、スズメバチの残党がかなり残っているものと思われ注意をしていましたが、雨の影響でしょうかスズメバチに追いかけられたり刺されることもなく、無事終りました。
 振り返ればこのように、子ども体験塾のために実は多くの人たちが関わっているのです。これは長年積み上げてきた成果なのですから、これからも更に上積みして子どもを育てる、ふるさと教育の土台にしたいと思っています。

ウッドデッキで記念撮影
ウッドデッキで記念撮影

「車座で 足湯楽しむ 子どもたち 話も弾み ポカポカ気分」   

「潮が引く ように帰った 部屋の中 一人掃除の 雑巾かける」   

「帰る頃 天も味方し 晴れ間見え ウッドデッキで 集合写真」   

「スズメバチ 事前に退治 したお陰 何事もなく 行事を終える」

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