〇孫たちとカヌー遊び(その2)
昨日も暑い一日でした。息子は昨日の土曜日仕事が休みなので、昼からカヌーで遊びたいので手伝って欲しいと頼まれました。昼食を済ませこの春先から洗濯干し場に置いているカヌーを引っ張り出して、軽四トラックの荷台に逆さまにして積み込みました。その時間に合わせ列車でやって来た孫尚樹も内孫希心・奏心とともに、海水浴のできる服装に着替えさせ、若嫁の運転する車に乗せて出発しました。目指す場所は砂浜の綺麗な高野川海岸です。国道横の海岸に通じる急な坂道を四輪駆動にして慎重に降りました。
インディアンカヌーは二人ならば簡単に移動できる重さなので、荷綱を解いて何なく渚まで運びました。孫たちにそれぞれライフジャケットを着せ、息子が舳先、私が艫に座り櫂で漕ぎ始めました。昨日は海もべた凪ぎで、高野川の漁港突堤を中心に渚付近を行ったり来たりしながら、カヌーツーリングを楽しみました。
孫たちにも櫂の手ほどきをしてやりましたが、4歳や5歳の孫たちにはまだまだムリのようでした。孫たちはむしろ透き通って見える海中や浮き草となって流れている藻、クラゲ等に関心を寄せて、楽しんでいました。カヌーは少し危険な遊び道具です。浮力は十分あるのですが、プラスチック製で軽いため安定性が悪く、船底に座っていないとあっという間に沈してしまうのです。孫たちは嬉しくなると私や息子の注意も忘れて立ち上がろうとするのです。ライフジャケットを着用しているものの、ハラハラでした。
孫たちはその後、渚で海水浴や藻を拾ったり砂遊びに講じていましたが、私と息子は近々カヌーでアジ釣に出かけることを企んでいて、その試験として息子が用意した錨の効き具合のテストや、走行練習をしました。カヌーには購入した時ついていた櫂が3本ありますが、少し痛んでいるため2本の真新しい櫂を用意しました。1本はカーボン製の軽いもので、何年か前にカヌー大会に出場した折、入賞賞品として貰ったもので、もう1本は木製ながら北極まで歩いて行った冒険家河野兵一さんから手渡しでいただいた、思い出に残る一品です。2本とも私にとってはお宝なので書斎の鴨居に置いて大切に保管してきたものです。
2時間ばかりカヌー遊びを楽しみ、軽四トラックにカヌーを積み込んでわが家へ帰って来ました。海の近くに住ながら、海で遊ぶことの殆どなかった私にとって、海はやはり楽しいものだと実感する一日となりました。夏はまだかなり残っています。もう1~2度孫たちをカヌーに乗せてやりたいと思っていますが、直射日光の強い砂浜で傘一本の木陰で、私たちを見守っていた若嫁から、今度はテントを持って来ようと提案があり、大いに笑いました。
帰宅後孫たちと一緒に風呂に入り、賑やかに潮抜きをしましたが、息子は早速サビキや釣竿を用意して次の作戦を立てているようです。勿論私も何年か前カヌーでクーラーいっぱいのアジの釣果を経験しているだけに、その日のくるのを楽しみにしています。
「孫たちと カヌー遊びに 講じたる 夏の一日 楽しくもあり」
「貰い受け 大事に保管 していたが 櫂は使わにゃ 甲斐もないから」
「さあ次は アジ釣り挑戦 したい夏 息子と二人 よからぬ相談」
「二時間も 傘一本の 炎天下 若嫁フーフー すっかり忘れ」