人間牧場

〇恥の上塗りかも

 芋坪を掘ろうとよからぬ考えを起こし、掘り始めて3日目となりました。最初は軽い乗りで、のんびりゆっくり手間暇かけてやろうと思っていたのに、1日目の穴掘りと土留めのためのモルタル塗りが意外と早く仕上がったため、また夏のモルタル乾燥の早さに助けられたため、2日目の昨日はその上に更に上塗りをすることにしました。前日と同じくらいのモルタルを練り、穴の中へ入って上塗りをするのですが、前日の穴掘りやモルタル塗りと同じように、鏝で上塗りするには相当な技術が必要で、中々くっついてくれませんでした。それでも悪戦苦闘の末何とか恥の上塗りならぬ、コンクリートの上塗りを終えることができました。

 今朝早く起きて上塗りをした芋坪を見に行きましたが、予想以上に上手くできていて、恥の上塗りになることもなく立派に仕上がっていました。さてこれから上蓋をどうするか思案した結果、倉庫の裏に保存している分厚い松板を4分割して使うことにしました。
 親父は早速電動丸鋸を倉庫から持って来て、私が採寸寸法しマジックでつけたラインに沿って切ってくれました。その後ネズミの侵入を防ぐため、端々に練ったモルタルを塗って一連の作業を全て終えました。一週間のつもりが僅か3日間で芋坪は見事に完成しました。これから当分は自然乾燥させて、雨の日にどの程度湿気が来るのか観察しながら、補修補正をしたいと思っています。さあ次の目標はビニールハウス建設です。

分厚い松板で作った芋坪の蓋)
分厚い松板で作った芋坪の蓋)

 今後は籾殻と稲藁を調達確保して乾燥させ、掘った芋坪に入れて秋のサツマイモの収穫に備えたいと思っていますが、冬に上手く保温が保ててサツマイモの保存ができるか、楽しみになってきました。その前提としてサツマイモをイノシシに食われることなく豊作を迎えることです。今のところサツマイモは順調に育っています。願わくば来年の春先には作った苗床に落ち葉を拾って入れ、米糠や油粕で発酵させ、ビニールシートを被せて種芋を伏せ、立派な芋づるを作りたいと、今からワクワクしています。
 家庭菜園で百姓まがいのことをやっていますが、遅まきながらやっとその気になってきました。

  「芋坪を 僅か三日で 仕上げたる 私の根性 見上げたものだ」

  「芋保存 やがて芋づる 自家栽培 自給の道を まっしぐらに」

  「お父さん あんた機用と 妻誉める 自分もその気 なりて得意げ」

  「セメントの 上塗りしたが 何となく 恥の上塗り したような気分」

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