〇芋坪と小さなビニールハウスが欲しい
私が子どものころ、自宅の床の下には芋坪と称する穴が掘っていました。秋の取り入れのころになると現在人間牧場になっている池久保の畑と駄場と呼んでいた芋畑に連日足を運び、家族総出でサツマイモを掘り、ムシロで編んだ袋にサツマイモを入れて、背負子に荷造りして何度も何度も急な坂道を自宅まで下ろし、日と風を当てて芋坪に収納し、秋から春先まで蒸かし芋や焼き芋にして食べたものでした。芋坪は稲ワラと籾殻が入っていて、冬の間腐ることもなく保存できたのです。時折サツマイモの味を占めたネズミにかじられることもありましたが、やがて春になると保存したサツマイモの首を切り、腐敗防止のために木灰をつけて苗床に植え、芋づるさえも自家で賄っていたのです。
去年もわが家家庭菜園のサツマイモは大豊作でした。しかし発泡スチロールに籾殻を入れて保存した立派なサツマイモは、冬越しをすることができず残念ながら腐らせてしまい、何とか保存はできないものかと、サツマイモのつるが延びるのを見ながら考えていますが、どこか倉庫の隅の床を掘って芋坪を作ろうと考えるようになりました。今朝こういう計画なら百戦錬磨の親父にそのことを話すと、1~2案が示され、早速候補となる場所を2人で下見しました。サツマイモの収穫は約2ヵ月後ですが、それまでに何とか芋坪を作りたいと思っています。
もうひとつやりたいことは、ビニールハウスの設置です。春先の野菜の苗立てなどに利用するため前々から欲しいと思っていましたが、どこへどのような広さのものを作ればいいのか、費用も絡んで暗中模索といったところです。先日友人の西岡さんに相談を持ちかけたところ、知っている業者さんがあるらしく、業者さんに一度見てもらったらと相談がまとまりました。場所は今年の春幕板を貰ってきてゴボウの苗床を作った場所が空いているし、妻も同調しているので、早速見積もりを取って始めたいと思っています。善は急げと思いつつ、少しずつ準備を始めようと思っています。暑いのでくれぐれも熱中症にならないようにと、妻の忠告を受けました。
「芋坪と ビニールハウスが 欲しいなあ そんな計画 密かに練って」
「芋坪は 貧乏ゆえの 思い出と 重なり余り 思い出したくない」
「サツマイモ 今年は腐らす こともなく 秋から冬の 食糧したい」
「ビニールの ハウスでブドウ トマト等 作ってみたい 家庭菜園」