〇地域づくりへの興味は遺伝かも?
日曜日(10月14日付)の愛媛新聞朝刊1面「今日の紙面」という目次に、「伊予市中心部に移住を・4面」が大きな見出しで載っていました。地元関係者でつくる協議会が移住促進を考えて協議会を設立し、勉強会を開いていることは風の噂に聞いて知っていましたが、新聞記事を読んでいると掲載された写真に、何やら見覚えのあるわが息子の顔が写っているのです。
「えっ」と思いつつ、隣で食事をしていた妻に「これ一心じゃないか?」と尋ねると、妻は眼鏡をかけた上にさらに虫眼鏡を用意して、写真に写っている息子の姿を確認し、「やっぱりカエルの子はカエルだわね」と、感心するというより呆れた顔でつぶやきました。
息子は松山の設計事務所に勤めていて、建築士たちで組織する伊予支部にも加入して活動しているようです。住吉祭りにはウチワを配ったり、空き店舗を借りて展示会をしたりしているご縁もあり、伊予市の中心市街地のまちづくりに加わっていて、商店街の方々や行政の方々から、息子の話を漏れ聞くのです。
私のような素人的なまちづくりと違い、息子は建築的な観点から街づくりをやっているので、殆んどの活動はすれ違いですが、時々ニアミスを起こしそうになってハッとしたりします。最近は息子もそれなりの年齢になったからか、親の私に発表のために作ったスライドショーを見せて感想を聞くなど、ある部分で歩み寄りを見せているようです。
妻がいうように「カエルの子はカエル」かも知れないと思いつつ、息子の行動を無視もできないので見ていますが、息子が自分の住んでいる地域に関心を示し、少しでも良くしようと活動することはいいことなので、これからも仕事の許せる範囲で大いに活動して欲しいと願っています。
私のホームグランドは旧双海町であるのに対、し息子のホームグランドは旧伊予市のようで、少々違和感は感じますが、ローカルな私とグローバルな息子も同じ伊予市民だと思えば、それも納得いくのです。
息子は新聞に書いていた27日に開催予定のモニターツアーで、町並みガイドをするそうですが、はてさて上手くガイドできるのでしょうか?。老婆心ながらまだまだ子どもと思う、親としての不安が少し過ぎりました。
「新聞に 見覚えのある 顔写真 見つけてそれが 息子と確認」
「カエルの子 やはりカエルと 妻が言う 納得しつつ それも良きこと」
「子どもだと 思っていたが いつの間に 一人前の ような顔して」
「ローカルな 行動せよと 注意する 分かっていると さらりかわされ」