人間牧場

〇68歳の誕生日を迎えるに当って

 1944年(昭和19年)10月3日に生まれた私は、今日が68歳の誕生日です。織田信長の「人生50年・・・・・」というくだりから比べると、現代日本は「人生80年時代」ともいわれ、100歳位以上の人口が5万人を超える世界一長寿な国になりました。私が23歳の時に人生目標目標として掲げた年齢の85歳から計算すると、私の寿命はあと僅か17年ですから、いよいよ向こうが見えてきました。そんなことを考えると、誕生日を迎えたからと手放しで喜ぶことは出来ず、むしろ誕生日が来る度に「×××・・・」と気が滅入って複雑な心境になるのですが、まあそれでも今年一年大きな病気や事故もなく元気で過ごせ、誕生日を迎えることが出来たのですから、これはもう喜ばなければなりません。

 私の誕生のルーツである親父は、94歳と高齢ながら元気で私たち家族と一緒に、ひとつ屋根の下で暮らしていますが、私を産んでくれた母親は14年前既に80歳で亡くなっています。「母親の年齢と父親の年齢を足して2で割ると自分の寿命年齢が分かる」という話が本当だとすると、私の寿命は2歳延びて87歳の予定ですが、85歳にしろ87歳にしろ仕上げの人生とも思えるこれからの余命を、健康的にするためには、万人幸福の栞に書かれているような次のことに注意をして、前向きに余命を生きて行きたいと思います。

  ①今日は最良の一日、今は無二の好機
  ②苦難は幸福の門
  ③運命は自らまねき、境遇は自ら造る
  ④人は鏡、万象はわが師
  ⑤夫婦は一対の反射鏡
  ⑥子は親の心を実演する名優である
  ⑦肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号
  ⑧明朗は健康の父、愛和は幸福の母
  ⑨約束を違えれば、己の幸せを捨て他人の福を奪う
  ⑩働きは最上の喜び
  ⑪物はこれを生かす人に集まる
  ⑫得るは捨つるにあり
  ⑬本を忘れず末を乱さず
  ⑭希望は心の太陽である
  ⑮信ずれば成り、憂えれば崩れる
  ⑯己を尊び人に及ぼす
  ⑰人生は神の演劇、その主役は己自身である

 昨日第一火曜日は、愛媛新聞カルチャースクール「街中の人間牧場移動塾」の、月に一度の開講日でした。私が自費出版している「夕日徒然草・地の書・水の書・火の書・風の書・空の書」をテキストにして講義を行なっていますが、早いもので4月に開講してから半年6ヶ月が経ちました。3ヶ月を目途に始めたものの6ヶ月も続き、後3ヶ月は続きそうなのです。昨日は私の誕生日を明くる日に控えていることもあって、前述の「万人幸福の栞」を題材に話をさせてもらいましたが、「日々を楽しく暮らし人生を幸福に生きたい」と思う心は万人の等しい希望だと思うのです。

  「また一つ 歳をとるかや わが人生 目出度いようで 目出度くもなし」

  「父と母 足して二で割る 計算を すると私の 寿命年齢」

  「幸福の 栞読みつつ かく生きる 決意も新た 誕生日前」

  「幸福に 楽しく生きる 青い鳥 心の中で しっかり羽ばたけ」

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