○鳥取県湯梨浜町への講演旅行
縁とは不思議なもので、つい最近は島根県が少し遠のいたと思えば、お隣鳥取県からの講演依頼や研修会が増えてきました。一ヵ月後の9月28日・29日・30日に地域づくり団体交流研修全国大会があり、松本さんと浜田さんを誘って既に申し込んでいますが、今回の湯梨浜町に加え、10月27日には鳥取県の東の端岩美町、12月2日には鳥取県の南西部日南町と講演の予定が入っているのです。
鳥取県は人口が60万人足らずの全国で一番人口の少ない県です。でも鳥取砂丘や伯耆富士大山、20世紀梨、倉吉の町並み、皆生や三朝温泉などなど、見所・食べ物も多く行く度に新しい発見がある所です。
昨日は鳥取県のほぼ中央の倉吉に程近い湯梨浜町から講演を頼まれ、瀬戸大橋を通って自家用車で出かけました。昨日は台風15号の影響で、双海町は朝からあいにくの雨でしたが、高速道路で香川県に入るとその雨も止み、まずまずの天気の中を松山自動車道~高松自動車道~瀬戸大橋~山陽自動車道~中国自動車~米子道と高速道路を乗り継ぎ、湯原インターから倉吉までは一般国道を通る片道350キロの旅でした。湯梨浜町は東郷町・羽合町・泊村が合併してできた町ですが、日本海に面した場所に周囲14キロの東郷池という汽水池がある温泉地です。何年か前、まだ合併していない東郷町の頃、町長さんに頼まれて成人式の記念講演に出かけたり、倉吉に講演に出かけた折、妻と連れ立って今回と同じ東郷池のほとりの水明荘という国民宿舎に泊まったことがあるのです。
今回の講演の窓口となった湯梨浜町ネットワークはなみの岡本俊彦さんとホテルのロビーで午後5時という約束をしていたので、少し早めに出て倉吉の鳥取県地域づくりセンターに立ち寄りました。所長の福田京子さんは一ヵ月後に迫った全国大会の実行委員長をされていて、しばらくの間全国大会にまつわるお話をして時を過ごしました。
午後4時30分にホテルへ岡本さんと相次いで到着し、分科会実行委員長さんと3人で東郷池の周りを見学がてら一周しました。池というより湖の方がぴったりする大きな池の周辺は県や町によって整備と管理が行き届き、幾つもの立派な老健施設やスポーツ施設があり、穏やかないい町だと直感しました。
講演会は午後7時から中央公民館で行われる予定なので、少しくつろぎ午後6時からホテルのレストランで季節の料理をいただきましたが、昼食を食いっぱくれていただけに、とても美味しくいただきました。ホテルも夏のシーズンが終わりかけた平日とあって宿泊客も少なく、落ち着いた静かな夕暮れでした。
講演会場の公民館はホテルと目と鼻の先にあり、荷物があるので車で出かけました。参加者は20人ほどの小さな集会でしたが、9月の分科会に関わる人たちもいて、熱心に私の話を聞いていただきました。またセンターの福田京子さんもわざわざ駆けつけてくれました。
講演が終わり宿舎に戻って温泉に浸かりましたがいいお湯で、安否を気遣って電話を入れてくれた妻を羨ましがらせました。
「鳥取と ご縁深まる 一方で 指折り数え 行き場所なぞる」
「何年か 前に泊まった ホテルにて 旅の一夜を のんびり過ごす」
「鳥取に 何とハワイが あるという アロハの兄ちゃん 聞けば職員」
「お湯と梨 特産ゆえに 町の名を 湯梨浜町と 付けた名案」