○夏も終盤
今年の夏はどちらかというとメリハリの効いた天気のようです。水不足を心配しいち早く渇水対策本部まで設置したところもありましたが、梅雨に入ると一転大雨で九州北部地方に甚大な被害をもたらし、僅か数日で水不足は解消しダムの放流が相次ぎました。例年並みの梅雨明け後は一転猛暑日が何日も続き、熱中症で病院へ運び込まれる人が相次ぎ、熱中症が原因で死者まで出たようです。
お盆の声を聞くと今度は南から流れ込んだ温かい風が雨を誘い、連日全国各地で気象庁の解析によると、1時間に100ミリを越すような信じられない猛烈な雨が各地で降り、浸水被害も日本列島の各地で出ているようです。花鳥風月といわれる繊細にして穏やかな日本の四季は、一体何処へ行ったのかと疑いたくなるような日々なのです。
昨日の朝はわが町でも午前2時ごろかなり激しい雨が降り、雨音で目が覚めてしまいました。猛暑でカラカラに乾いていた畑にとっては恵みの雨で、このところ夕方になると連日畑の水遣りをしていた親父も、多少疲れ気味でしたが、この4~5日は水遣りをしなくても済むと喜んでいるようです。
ピーマンやナスなどの夏野菜は息を吹き返しましたが、トウモロコシやキューリにはアブラムシや芯食い虫が発生して、消毒をしないため収穫が期待できなくなりました。それでもハクビシンに食べられる前に少しでも収穫して食べようと、昨日はスイートコーンを10本ほど収穫しました。畑で皮を剥ぐとかなり実が入っていて、茹でて食卓に乗せましたが、みんな美味しいと言って食べてくれ好評でした。
今年はトマトとブルーベリーが豊作のようです。トマトは桃太郎とフルーツトマト、プチトマトの赤と黄色、それにロケットトマトを作っていますが、いずれも例年のような腐りも出ずに、連日ボール一杯収穫し、またブルーベリーも親友の西岡さんからかなりの量をいただいたうえ、ここにきてわが家のブルーベリーも熟し始め、毎日かなりの量を収穫し、妻はせっせとジャムに加工して冷凍保存したり、パンにつけて味わっているのです。ブルーベリーをジャムにすると紫色が一段と濃いさを増し、とても綺麗です。ブルーベリーに含まれるアントシアニンは目にいいといわれていますが、本当に目にいいのでしょうか?。
わが家のブルーベリーは鉢植えのため、この時期は毎日水遣りが大変です。出張で2~3日家を空ける時は妻や親父に水遣りを頼んで出かけるのですが、忙しさで水遣りをすっかり忘れて2~3度、しおらせてしまいましたが、何とか持ち直したようです。人間牧場に植えている10本ばかりの路地植えブルーベリーが順調に育っているのを見ると、そろそろ路地植えにしないと、水遣りが大変だと心配の種が増えています。
8月7日の立秋が過ぎ、届く便りや書く便りも、暑中見舞いから残暑見舞いへと変わりましたが、目にはさやかに見えねども、秋の気配を感じる今日この頃です。
夏の暑さをネタに儲けを目論んでいる人々にとって、お盆の雨は何とも恨めしいものです。昨日はシーサイド公園の海水浴場も雨模様のため海水浴客は殆んどいなく、砂浜は散閑としていました。寝冷えなのか孫たちは夏風邪で鼻水を出し、昨日は少し熱が出たようです。少し鍛えなくっちゃあ。何はともあれ夏もそろそろ終盤です。
「暑いねえ 思わず口に 出る言葉 歳のせいだか 今年は暑い」
「夏野菜 雨の恵みで 生き返る 各地で豪雨 見舞われ被害」
「紫の 色鮮やかな ジャム作る アントシアニン 目にいい食べる」
「このところ 気象の異変 気になるが 俺の力じゃ どうすることも」