○世にも珍しい宛名の手紙
昨日24.8.10の消印で、「伊予市下灘駅、元双海町職員、若松進一様」という、世にも珍しい私宛の手紙が届きました。郵便番号799-3202が正しかったこと、配達する双海郵便局が田舎の郵便局で、私の名前を知っていたから、相手先へ「宛て先不明」で返されることもなく届いたものと思われますが、それにしても面白い手紙です。
「私に手紙をいただいた相手は?」と裏書を見ると、郵便番号124-0011、葛飾区四つ木4-18-8、富田香代子さんで、早速ハサミで封を切って中から手紙を取り出しました。お洒落な便箋3枚にかなり達筆な文字が目を引きました。
「前略、八月八日、読売新聞”駅夏模様”JR予讃線下灘駅の記事を見てお便りいたしました」と書いてあり、「BS8で再放送した”東京ラブストーリー”海岸沿いを走る予讃線のホームでのシーンがとても印象的でした。どの返なのかと日本地図帳を買って来ました。(駅名をおぼえていないので、確か駅舎に伊予ー大洲の路線が写されたのを一生懸命見ていました)。その際放送終了後NHK夕どきで夕日のきれいな予讃線周辺の景色がうつりました。私の心に残ったドラマの駅に近い場所を一生懸命見ていました。そして、やはり心引かれる駅・場所であることをうれしく思います。ストーリーの駅は下灘駅でしょうか?、伊予上灘駅、ふたみシーサイド公園あたりをNHKで放送したのでしょうか。
今年の私の嬉しいことは、私が心に残ったドラマのシーンの近辺をNHKや新聞で取り上げられていることです。必ず行って見たいと思っています。松山空港迄行けば遠い所ではないと是非行きたいです。息子達が学生の頃見ていたドラマだったのですが、二十数年たった今のほうがドラマシーンを違う角度で見られ、行ってみたいという気持ちになります。そして、その近辺が報じられること嬉しく、やはり全国から観光客が訪れるのは分かります。若松様の御努力が良い場所をさらに人々に喜ばれる様になったのだと思います。新聞記事を切り抜いて地図帳と一緒に保存します。では暑さが続きますので、お体を大切にしてくださいませ。平成二十四年八月十日 富田香代子」と結んでいました。
いやあ実に嬉しい手紙です。読売新聞の記事も、NHK夕どきも私が登場しているので、今日は早速ハガキにてお便りを書こうと思っていますが、世の中には心温まる人もいるものです。東京ラブストーリーの場面設定は記憶の彼方に消えかけていましたが、あらためてもう一度ビデオでも借りてきて見たいものだと思いました。手紙が来る。便りを出す。顔は見えないけど頭の中で相手を想像しながら読んだり書いたりすることは、何と楽しいことでしょう。願わくば富田香代子さんに自慢の夕日や下灘駅を見せてあげたいと思いました。
「駅名と 元職員の 宛名にて 東京葛飾 手紙が届く」
「葛飾と いえば柴又 寅さんの 引き合わせかも どこかご縁が」
「局員の 粋な計らい 届きたる 手紙文面 かなり達筆」
「下灘の 駅からドラマ 始まった 私の人生 これがなければ」