○物やお金の大切さを学ぶ
昨日は愛媛県金融広報委員会の仕事で松山市の垣生中学校へ出かけました。松山空港への行き帰りによく通る道を通る度、点滅信号の所に「垣生中学校前」と表示をしているし、付近で登下校中の生徒さんを見かけることがあるので、「この辺りかな?」と思っていたため、一発で学校に到着しました。しかし正門が何処かも分からず門の前に着くと、門は門扉で固く閉ざされていました。降りて確認しましたが、不審者に間違えられても困るので、携帯電話で委員会から送られて持参した講師派遣依頼書で目の前の学校に電話をかけました。運よく松本京都先生が出て「直ぐに開けます」と出てこられました。松本教頭先生には何度かお会いしているようで、直ぐに打ち解け校長室へ案内されました。途中数人の中学生に会いましたが、度の生徒さんからも「今日は」と元気のいい挨拶がはね返り、まるで顔見知りのような対応についつい嬉しくなりました。特にカメラを忘れて車に取りに帰る途中で出会った生徒さんは、挨拶をしない下級生に「今日はと挨拶くらいしなさい」と注意してくれ、驚いてしまいました。
中学校は普通50分授業なので講演依頼書にも13時45分~14時35分と書いていましたが、45分まで1時間構わないという事前のお話でしたのでそのつもりで話しました。
(講演が終わって壇上から340人の生徒を一枚撮りました)
私のこの日の話の要点は、まず今日の新聞を読んで気がかりなことを5つぐらい話しました。
①世界同時株安・円高ドル安(自分に関係ないと思っているかも知れないが・・・・・)
②振り込め詐欺(あれは騙される方が悪いと思っているかも知れないが・・・・・・・・・)
③食品の安全性(給食でさっき食べた物が何処で、誰が、どんな思いで作っているか考えたことがあるか・・)
④衆議院解散総選挙(政治は大人の問題だと思っているようだが・・・・・・・)
⑤年間自殺者が3万人(自殺する人は弱い人間だと思っているかも知れないが・・・・・)
新聞やテレビはむしろ自分の好きなものを見たり聞いたりするが、もっと政治や経済や社会の動きに目を見開くことを勧めました。「物やお金の大切さ」は、そこから見えてくるものが多いと話しました。
次に人間4つの願望についてです。
①幸せになりたい。
②お金持ちになりたい。
③健康で長生きがしたい。
④成功したい。
この4つの願望を持った人間が社会の中に生きていて、お金持ちになりたい以外は心に強く念じれば願望は叶うものだと、私の経験を話しました。人間は目に見える事象だけにとらわれがちですが、サムシング・グレート(目に見えない偉大な力)があるので、想いを強くするとその方向に導かれるという理論を話しました。
自分の一生に必要な①人間関係の貯蓄、②健康の貯蓄、③金銭の貯蓄、④知識の貯蓄、⑤感動の貯蓄という5つの貯蓄をしながら生きて欲しいとも話しました。
最後は氷山の一角の図解しながら潜在能力を大きくする3つの方法と、潜在能力を顕在能力に変える3つの方法について話し締めくくりましたが、生徒の皆さんは驚くほど真剣に聞いてくれました。また質問コーナーも2人の生徒さんが手を挙げてくれ、最後の生徒会役員のお礼の挨拶も堂々として中身の濃いい研修会となりました。できるだけ具体的に話したつもりでも、私の話の全てが受け入れられるとは思っていませんが、何かのお役にたてれば幸せです。
「物・お金 大切するよう 話したが はてさて子ども どんなに聞こえ」
「今どきの 生徒しっかり しているね お礼挨拶 凄い迫力」
「学校の 門が閉まって どうしよう 右往左往し 携帯電話」
「不審者に よく似た私 門前で バツが悪そに 右往左往す」