○あじさいキャラバン
昨日は愛媛県と広島県の境に位置する上島町弓削島で、内閣府主催による「あじさいキャラバン」という、一風変わった行事があり、私も「地域再生伝道師」という変な肩書きで出席を依頼され出かけて行きました。5月末日をもってこの航路のフェリーが廃止され不便なこともあって、午前10時30分今治港発の高速船に乗らなければ間に合わないため、家を出たのは7時30分でした。あいにく梅雨の雨がシトシト降る中、双海~松山~北条~今治を結ぶ海岸国道を走りました。海人を自認すある私としてはやはり海が恋しいのでしょう。
港の船着場にはこの会に出席するであろう県庁や市役所の人も何人かいて、顔見知りの人たちと談笑しながら船に乗り込みました。弓削島までは丁度1時間、読書をするには最適な時間でしたが、昨晩遅くまで原稿を書いていて多少寝不足だったためか、はたまた船の揺れが快適だったのかついウトウトし、途中寄港の岩城島でふと目が覚め、間違って降りようとするハプニングにまで見舞われました。
今年に入って「希望の島へ」というフォーラムと、弓削商船高等専門学校へ講演に訪れるなど、3度目の来島ということもあって、すっかり馴染みの顔が多くなり、島移住の兼頭君一家や元役場職員村上律子さんご夫妻など、多くの仲間がいて楽しみの多い来島です。前もって電話連絡していたため、昼食時間だったため、前回もご馳走になった島名物のお好み焼き屋さんに連れて行ってもらいました。
さて、「上の写真は一体誰でしょう」?、とまるでクイズのようですが、訪れたお好み焼き屋さんで、写真を撮りましたが、カメラのセットが発光禁止になっていたのに気付かずに撮ったものです。お店の前の路地だけが写って3人の顔がまるでシルエットなのです。この回答写真はこの文章の末尾にて公開しますので今しばらく待ってください。
「地域活性化応援隊in愛媛」という会議は予定通り13時30分から始まりました。内閣府事務局と愛媛県の人が分厚い立派な資料を基に事業の経緯や進め方について説明がありましたが、一般参加者には少し難しく感じるような説明だったようです。
続いて伝道師であるふるさと回帰総合政策研究所代表取締役の玉田樹さんと私が一人50分の持ち時間でショートな話しをしました。玉田さんはスライド+言葉で、私はスライドなし言葉でそれぞれお話をさせてもらいました。会場には馴染みの顔も沢山いるので私はアドリブな話です。だって、2時間も話しを聞かされた後の、しかも終りの時間が気になる時間帯ですから、どんな立派な話をしても眠り薬になるのですから・・・・・・。
会議が終わると別室で商談会ならぬ相談会です。それぞれのテーマに合わせてブースが三つ用意され、私は地域活性化ブースに行くよう指示がありました。そこで岩城島でブルーレモンファームという農業会社を営む古川泰弘さんと出会いました。古川さんとは希望の島フォーラム以来二度目の出会いですが、短い時間ながらこれまでの経過やこれからの夢など色々な話しをしました。古川さんは凄いパワーの持ち主で縁もゆかりもない岩城島に移り住み、様々な逆境を乗り越えて逞しく生きています。どこか引かれる魅力ある若者でした。兼頭さんといいいい若者が希望を持って生きていることは素晴らしいことで、まさに希望の島のようでした。
私は子どもに好かれるタイプなのか、恐る恐る抱っこした、生後1歳3ヶ月という兼頭君の一人息子玄(はじめ)君とすっかり仲良しになり、分かれるのが辛くなるほど仲良しになりました。久しぶりに会った奥さんも息子さんもすっかり島の暮しに溶け込んでいるようで、一安心です。
そうそう冒頭の写真の正解は次の写真で、兼頭君のご家族写真でした。
「俺の顔 安心するのか 抱っこして 笑顔嬉しや そこらを散歩」
「島人は どこか優しい 人ばかり 住みたい気持ち 分るようです」
「人前で 話するのは 難しい 奥の深さを 感じて壇上」
「出番来た お疲れモードの 会場で さてさて私 眠らさないよう」