shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年10月11日

○古民家で秋を楽しむ

昨年まで伊予郡というエリアの中で隣近所の町や村と楽しい交流をしていましたが、合併によってその様相が一変し、隣町が遠くなったり近くなったりして何か拍子抜けがしています。砥部町という砥部焼きの町は青年団時代からよく訪ね仲間も多いのですが、最近は伊予市に合併したため訪ねる機会も随分少なくなってきました。

 その砥部町に坪内家という古民家があって、広い家に奥さんが一人で暮らしています。古民家は中に入ると木組みも道具類も素晴らしいのですが、家の維持たるや大変なもので、奥さんの一人手では朽ちる場所もあってなかなかのようです。これを見かねた人たちが古民家の活用を考えて、奥さんを巻き込んだ様々なイベントをやっていますが、人が出入りするようになった古民家はまるで息を吹き返したように元気を取り戻し、住んでいる奥さんも周りの木々や庭までもが活き活きと輝やき始めているます。

 昨日はその坪内家で秋を楽しむ会が持たれました。田舎料理と季節を楽しもうという呼びかけに常連さんを含めて30人余りが参加していました。私はその集会の事務局をしている玉井恭介さんの依頼によって「心豊かに」と題してお話をすることになったのです。勿論私もボランティアで約1時間、主役である坪内家を際立たせる食後のデザートのような役割を果たしました。

 坪内家の門はまるで時代劇に出てくるような立派なものです。傍には今を盛りと咲く可憐なコスモスの花が秋の風情をいかんなくなく発揮して秋風に揺れていました。

 また屋敷内には楠の木、イチョウの木、杉の木などいずれも神社仏閣にあるような巨木がズラリと並んで家の周りを取り囲み歴史の重みを感じさせてくれました。

 ご覧下さい。この楠の木も人が小さく感じるような大きさなのです。この木の傍には井戸端があって立派な東屋が立っており、そこで地元の方々が料理を作っていました。勿論坪内家の奥さんもその輪の中にいて、顔見知りの私に声を掛けてくれました。

 玄関では立派な屏風を前に玉井さんが受付をしていました。

 丁度お昼の集合だったので、栗とキノコの炊き込みご飯やいもたき、冬瓜のあんかけ、和風サラダなどを楽しい会話の中でいただきました。田舎料理は美味いです。存分にいただきました。

 この人たちが地元の料理をしていただいた方々です。

 料理が終わると片付けていよいよ私の話が始まり約1時間お話をさせていただきました。「笑う門には福来る」ではありませんが、今日の皆さんは聞き上手で随分笑ってもらい助かりました。私も今日は、いやこのところずっと何の考えも持たずただアドリブで1時間も話すのです。話す方が肩肘張らないため聞く方も随分リラックスして聞いていました。まだまだ修行の途中ですが話芸の心得が少し見えてきた感じです。

  「人前で 図々しくも アドリブの 話しつなぎて 笑い転げつ」

  「手料理の 茶碗の中に 母の顔 思い出しつつ 味をかみしめ」

  「三日前 木々を揺らした 低気圧 銀杏落として 何処かへ去りぬ」

  「行く秋を 惜しむが如き 栗の実を 茶碗の中に 探しほおばる」

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