人間牧場

〇健康で長生きがしたい

 先日69歳の誕生日を迎えたばかりの私に対して、少し前にやり始めたface bookのお陰で、今年は沢山の方々から祝意をいただき、今までと少しだけ違った誕生日となりました。誕生日を迎えると決ったようにこの1年間、健康で暮らせたことを自分自身と寄り添うように生きてくれている妻に感謝し、これからも健康でありたいと願うのは、私だけではないと思いますが、これまでのように漫然と健康を考えるのではなく、健康は自分の努力なしでは勝ち得ないことを強く意識するようになりました。

 今朝の新聞に70代の約4割がスポーツ同好会やフィットネスジムに所属していることが報じられていました。その数の多さに驚きますが、70歳代といえば仕事の第一線から退き、時間とカネの余裕があることも後押ししているようです。スポーツ同好会やフィットネスジムに所属して健康のために暇を割きお金をかけて、毎日汗を流している人に比べれば、健康維持のためにお金もかけない私などは、明らかに体力的数字は劣っていると思われますが、私には幸い体の健康もさることながら、多くの人と交流することから生まれる心の健康は抜群で、むしろ心身のバランスが取れていると自負しながら生きているのです。

 私は体の健康にお金をかけず、1日1万歩を目指すウォーキングと、朝晩のエクササイズ、それに暇を見てやっている家庭菜園や人間牧場での労働によって健康が保っています。これらはタダでできる健康維持だし、気分転換にもなるのです。私の健康を陰で支えてくれているのは妻の食事療法です。質素で粗末ながら魚と野菜をふんだんに使って体によい物を手間暇かけて作ってくれるのです。ややもすると見過ごされがちな食事の大切さを、最近は特に思い始め、安心安全、薄味、バランス、雰囲気、感謝などに思いを巡らせ、少々高いエンゲル係数を気にしながら食べています。

 もうひとつ忘れてならないのは脳と心の健康です。脳は使わないと退化します。私にとって毎日三枚のハガキ書きと毎日2本のブログ書き、それに人の前で話す講演活動は脳の活性化に有用なようで、多少物忘れはするものの、意欲を持って学ぶことの多い毎日です。また私はまちづくりや青少年活動というボランティア活動にも積極的に参加し、無償ながら心の健康とう代償をいただいているのです。男の平均寿命が75歳を越えました。しかし男の健康寿命は70歳といわれています。つまり平均寿命と健康寿命の差である5年間は要支援、要介護が必要となっているのです。健康で長生き、しかも夫婦で長生きは中々難しいテーマですが、体力の健康、脳力の健康、心力の健康を含めた人間力の健康を、金をかけずも追求したいと思っていいる今日この頃です。

[ この記事をシェアする ]