人間牧場

投稿者: | 2013年7月11日

〇背もたれ椅子に寝そべり眠る幸せ

水平線の家の木陰で背もたれ椅子に寝そべる私

水平線の家の木陰で背もたれ椅子に寝そべる私

 人間牧場を造る時のもうひとつの夢は、背もたれ椅子に寝そべって、本を読んだりうたた寝をすることでした。しかし人間牧場が完成してからもう8年が経つというのに、その夢は日々の忙しさにかまけて余り成就していないのが正直なところです。
 人間牧場には四季が巡って来ますが、気候温暖な瀬戸内海といえど冬の寒い時期に昼寝をするには少し肌寒く、真夏のこの頃は暑過ぎたり薮蚊に悩まされるため、昼寝は今一と思っていましたが、水平線の家の観音開きのガラス戸をいっぱい開け、ウッドデッキの木陰に背もたれ椅子を出して仰向けに寝ると、心地よい風が吹き渡り、昨日の午前中は薮蚊も出ずにとても気持ちよく、2時間ばかり好みの本を読みながら浅い眠りを貪りました。いやはや快適で久しぶりに金のかからないリフレッシュとなりました。

 梅雨が早めに空けた瀬戸内の海は見るからに清々しく、遠望が開けて芸予や周防の島々がとても綺麗に見えました。特に民俗学者宮本常一の出身地である周防大島は、一際くっきりと見えました。退職してから8年間、旅する巨人と形容される宮本常一の研究者や書物に触れ、私自身の生き方に大きな影響を受けてきました。もし宮本常一という人物を意識しなかったら、講演に出かけた全国各地の見方も変わっていたであろうし、記録は記憶とばかりに、毎日2本のブログ書きに挑戦することもなかっただろうと思うと、歴史上の人物ながらこれからも、考え方や生き様を手本にしたいと思っています。
 宮本常一は膨大な記録と写真を残しています。私も浅学ながらそろそろ記録や写真を整理しデジタルで残す手立てを考えなければならないようです。

真夏の海と空をバックに(ウッドデッキにて)

真夏の海と空をバックに(ウッドデッキにて)

私の収集しているおびただしい量の新聞スクラップも、書いた記事も、また撮影した写真も今のところごみに等しく、何の値打ちもありませんが、合併によって地図上から消えた双海町という町の記録としては、誰にも負けないものがあるので、しっかりと整理をしたいと思っています。
 昨日人間牧場の書棚から偶然にも、かつての新聞スクラップのコピー綴りが出てきました。どこへのけ忘れたか不明でしたが、ラッキーにも見つかり大喜びの一日でした。また直木賞作家重松清さんが「日本の課長」というタイトルの本で「日本一小さな課の課長」として私のことを書いてくれた本も見つかりました。これからも折に触れ人間牧場で昼寝と読書を大いに楽しみたいと思った2時間でした。

  「背もたれの 椅子を木陰に 出し昼寝 僅か2時間 リフレッシュする」

  「沖合いに 浮かぶ大島 眺めつつ 宮本常一 思い巡らす」

  「本棚の 本に埋もれた スクラップ 見つけ喜び 懐かしみつつ」

  「気がつけば あっという間に 爆睡し 夢見心地で 時を過ごしぬ」