人間牧場

○喜ぶべきかシルバー扱い

 私の住んでいる四国にはしまなみ海道、瀬戸大橋、鳴門海峡大橋・明石海峡大橋と3本の橋ルートがあって、本州と陸続きになりました。便利この上ないのですが、この橋は大阪や東京へ行くのには便利なのなものの、西瀬戸沿岸には関門海峡大橋やトンネルがあるものの、隣の県でありながら広島や山口、福岡、大分宮崎へ行くのには、余り利用価値がないのです。故にそれらの県へ行くのにはどうしても船で海を渡らなければならないのです。佐田岬半島の突端から佐賀関へは僅か70分で行けるのですが、三崎町へ行くまで、佐賀関から向うへ行くのには交通アクセスが悪く、公共交通機関では利用できないのです。少し長旅の船に乗るには松山~小倉間や、八幡浜~大分・別府、臼杵では乗船名簿に、自分の住所や名前を書かなければ切符を売ってくれないのです。

 このところ福岡県や大分県、山口県へ仕事で行く機会が多く、その都度松山観光港~広島宇品、松山三津浜~柳井、三崎~佐賀関、八幡浜~臼杵を使い分けていますが、先日松山観光港~小倉航路を使うべく、乗船名簿に名前や住所を記入して、キップ売り場に行きました。キップの値段は5500円なので、財布から5500円を出すと、カウンターでキップを売っている男性が、私の書いた乗船名簿を見て、「67歳ですね。65歳以上の方は2割のシルバー割引があります。免許証か保険証はお持ちですか?」と言われました。
 往復11,000円が8,800円になるのですから、これはもう美味しい話で、早速カバンの中に入れている免許証を見せ、その恩恵に浴したのです。年寄りになると、いつまでも若くありたいという願望は誰しも持つものです。ましてや年寄り扱いされるといい気持ちにはなりませんが、それでも2割の割引とは歳をとるって素敵なことだと思いました。

 若い人も年寄りも船に乗ると何ら変わりなく寝床が与えられます。お金持ちの人や少し神経質の人は雑魚寝に馴れていないので、少し高いお金を払って個室を使いますが、私のような何処ででも寝れる無頓着な人間は、午後10時から午前5時までの短い船内就寝ですから、そんなにお金をかけることは無駄だと思うのです。まあ人それぞれです。雑魚寝だと隣に居合わせたまったく見ず知らずの人と話が弾み、お友達になる事だってあるし、私はそんな生き方をしているのです。
 シルバーという言葉の響は、ゴールドに比べ余りいいイメージではないことだけは確かです。でもこうした社会の恩恵を受ける以上、私たちシルバー族ももっともっと社会のために貢献しなければならないようです。シルバー(知る婆)ならぬシルジー(知る爺)として、社会に迷惑をかけないよう、これからもしっかりと生きて行きたいと思っています。

  「割引を するから免許 証見せて シルバー特典 大いに活用」

  「二割引 私もそんな 歳になる 胸はるべきか 張らざるべきか」

  「ふと見ると あの人二割り この人も これじゃフェリーは 赤字なるはず」

  「割引を された親父が 大いびき 人の迷惑 少しは止めて」 

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