人間牧場

○人間牧場での農作業

 春が来たというのに一向に暖かくならず、また年度末も結構忙しかったことを理由に、人間牧場での農作業をずる休みしていましたが、お尻に火がついたような感じで、昨日は春一番を思わせる(気象庁の発表によると実はもう春一番は吹いている)ような通称やまぜ風の強く吹く中、田舎のオープンカーに乗って農作業に出かけました。
 野も山も畑も、たった一日の事ながらすっかり春めいて、名残の梅の花と咲き始めたスモモの花に加え、今が盛りと遅れた分一斉に咲いたヤブツバキの花を、同時に見ながら作業を始めました。妻が用意してくれた作業用のジャンバーを脱ぎ捨て、薄手のシャツ一枚でも作業をするに連れて汗が出ました。

ヤブツバキの花

 昨日の農作業はロケ風呂下の倉庫の中にしまっていた、ペレット肥料とペレット燃料を取り出し、ペレット燃料はピザ釜の後にトラックに積んで移動し、ペレット肥料は畑に撒いて、残りを灯油ボイラーの倉庫に移し替えるのですが、これが中々重たい仕事で腰に堪えました。肥料と燃料を除けて空になった倉庫の掃除をして、残材を使って奥まった場所に小さな棚を作り、細々したものを収納してから、上の倉庫から耕運機を取り出し、エンジンをかけて下の倉庫へ移動するのですが、エンジンは亀本さんが直してくれていて一発でかかったものの、階段の道が狭くて大きくはみ出し、急斜面を落ちそうになりました。急いでロープを使って固定し前進と後進を小刻みに繰り返しながら、四苦八苦の末何とか新しい倉庫に運び入れました。耕運機は只今のところ年に一度しか使わないので、再々使う上の倉庫では邪魔者扱いされていましたが、これでやっと居場所を得た感じです。

 そのうち年輪塾生第1号の浜田さんから、電話で作業の申し出があり、午後2時頃自分が運転してやって来ました。浜田さんはこれまで私や人の便でやって来たり、上に車を置いて歩いて来ていたので、車の乗り入れは多分昨日が初めてだと思うのです。浜田さんはこうして時々修行と称して人間牧場へやって来て、特に水平線の家の中の掃除をしたり、細々した片付け作業をしてくれているのです。昨日は亀本さんが桜の木の枝で作ってくれていた金次郎の歌詞台が、生木だったため虫に食われて木くずで多いに汚れていたので、そこら辺を大掃除していました。私は入り口付近までのコンクリート舗装私道に、イノシシが荒らして流れ落ちた赤土をスコップで除ける作業をしました。

白い花が開き始めたスモモの木

 天気予報では明くる日の今日は雨だと言っていたので、少し丁寧に取り除く作業をしましたが、冬の長い間農作業をしていなかったため、体が生っていて汗をかき息が上がりました。折からの突風で土煙が上がる中をせっせとやった結果、何とか綺麗に片付けることが出来ました。私たちがいない間に頻繁に出没し、時折悪態の限りを尽くすイノシシには困ったもので、手の施しようがないのですが、これも神仏が与えた試練と思いながら、イタチごっこならぬイノシシごっこを繰り返しているのです。
 昨日松山では、待ちに待った桜の開花宣言が出たようです。昨日一日だけで人間牧場のスモモの花も随分開花したように見えました。農作業を終えて浜田さんと差し入れてくれた饅頭を食べて一服しながら色々なことを話し、午後5時前に農作業を終えて帰宅しました。作業中に講演依頼の電話やスケジュールの打ち合わせ電話が相次ぎ、昨日も忙しい一日でした。

   「見る人も ないのに椿 艶やかに 冬の名残を 惜しみつつ咲く」

  「春嵐 温かい風 まとわりて スモモもやっと 目覚めたように」

  「イノシシに 荒らされた道 スコップで ヨイショヨイショと 汗をかきつつ」

  「修行だと 言って友人 掃除する 私も修行 思いつ作業」

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