人間牧場

○視察効果

 昨日は広島県から地域づくりの団体が双海町へ視察にやって来ました。会場や資料の手配のこともあって、地域事務所の松本さんに連絡したところ、休みにもかかわらず快く出席してくれることになりわが意を得たりと喜びました。合併して7年が間もなく終ろうとしていますが、この7年で双海町へ視察にやって来た団体や個人は数知れず、その都度最初は市役所を通すようにしていましたが、会場使用料がいるとか、土日は休みなので受け入れられないとか、依頼の公文書を出して欲しいとか、手続きや対応が面倒で、そのくせ当日は対応してくれなかったりするものですから、ついついこちらも面倒くさくて、最近は私が勝手に対応することが多くなっていたのです。一昨年えひめ地域政策研究センターに出向していた松本さんが帰って来て丁寧に手配をしてくれるので大助かりです。

熱心に私の話に聞き入る視察者

 視察に来たいと私に電話がかかってくる場合は、私が講演などで全国を歩いているため、私の話が聞きたいという人が圧倒的に多いのですが、中にはシーサイド公園や人間牧場の視察もあって、最近は大忙しなのです。昨日の団体は広島県廿日市の後藤さんという代表をしている女性の方から相談がありました。後藤さんの最初の希望は人間牧場見学と私の話でしたが、20人乗りのバスでも車高の比較的高い中型バスなので、乗り入れすることが出来ず、結局はシーサイド公園の夕日のミュージアム内で、説明をすることにしました。
 私の持ち時間は僅か40分でしたので思いつくまま話しました。最後は松本さんがコンビ宜しきを得て恋しぐれや夕やけソフトクリームの話をしたものですから、お買い物タイムには商品が空になるほど買ってくれました。これを視察効果というのでしょうか。

 

 しかし視察効果は経済的なものだけではなく、本当は私と松本さんが広島県廿日市の団体から逆に受ける人の縁と人からの学びなのです。昨日の団体には団体代表の方々が沢山いて、様々な話をさせてもらいました。最近は高学歴社会でしょうか、また団塊の世代がリタイアして地域づくりをするようになったからでしょうか、見識のある方が増えているのです。向学の意思さえあれば居ながらにして学べるのですから、これほどいいチャンスはないのです。
 一行は閏住の菜の花畑を寄り道見学して帰って行きました。私はワカメの実験をある人とするため、シーサイド西の海岸で漂流ワカメを少しだけ拾って持ち帰るため、最後までお付き合いすることが出来ませんでしたが、昨日は気温が20度近くまで一気に上がる雨上がりの天気に恵まれ、視察した廿日市の人は春を連れてやって来てくれた感じがしました。気象庁は昨日、九州・四国・中国で春一番が吹いたと発表したようです。

  「土日だが 視察したいと 連絡が サンデー毎日 喜び受ける」

  「バス一台 重たいほどの 買い物を 視察効果は 大したものだ」

  「視察とは 言いつつ逆に 学ばせて 貰う喜び 感謝をしつつ」

  「春一番 連れて視察が やって来る ポジティブ生きる ゆえに恩恵」 

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