人間牧場

○サツマイモの種芋伏せ

 人間牧場を開設して7年になります。市町合併を機に教育長など全ての公職を辞し、長い間温めていた人間牧場構想を実現するため、山にこもるような気持ちで下灘池久保に通い入植しました。最初の一年は孤軍奮闘で、母親が亡くなってから荒れるに任せていた、ミカン畑の雑木伐採や抜根に3ヶ月近くもかかり、敷地造成を終えて待望の中心施設水平線の家の棟上をしたのは、8月近くになっていました。以来1年目に水平線の家、2年目にロケーション風呂、3年目にツリーハウス、4年目に作業小屋、5年目にかまど小屋を次々と新築し、石垣工事などをはさんだ7年目に、仲間の協力を得てピザ釜を作り終え、それなりの体裁が整いました。

サツマイモのトンネル苗床

 その間人間牧場の小さな農場を開墾して地元の子どもたちを誘い、2年目から子ども体験塾の学習メニューとして、サツマイモを植え始めました。残念ながら1年目はイノシシの被害に遭い全滅しましたが、その後は網で囲うなどした結果、それなりの収穫を得て、それなりの成果を収めました。3年目から命のリレープロジェクトと称して、畑の隅にベニヤ板で囲った苗床を作り、落ち葉を集めて腐葉土を作って、サツマイモのツル苗を作ろうと思い立ちました。その結果サツマイモ作りは順調にことが運んでいましたが、落ち葉を集める一苦労と、種芋を野ネズミにかじられる被害が出始め、今年の冬は迷いに迷った挙句、また今年の落ち葉拾いの時期に親類の葬式が相次ぎ、落ち葉を拾って苗床に入れる時機を逸してしまったのです。

 

 それでも命のリレープロジェクトは続けたいと思い、発泡スチロールで大切に保管していた、昨年収穫していた種芋を取り出して、わが家の家庭菜園に植え付けることにしました。去年は3月1日に種芋を伏せ、3月10日にビニールを被覆しているので、時期としてはいいかもと想像し、一昨日耕運機で畑を耕し、昨日植え付けを行ないました。今年の冬の寒さはかなりなもので、籾殻を発泡スチロールの箱に入れ種芋を保存していましたが、寒さにやられて腐っているものもありました。仕方なく先日徳島県佐那河内村へ講演に出かけた折、徳島の友人吉崎さんから貰っていた、鳴門金時も少し使わせてもらいました。

 サツマイモの種芋を植え、その周りに保温のために籾殻を置き、牛糞堆肥を乗せ終わった午後3時頃、被覆のためのビニールを持って、赤石さんが家庭菜園にやって来ました。赤石さんが来るまでに昨日100円ショップダイソーで買ったフレームを、15本ばかり立てていたので、ビニールの被覆は予想以上に綺麗にでき、あっという間に終りました。上手く芽が出て欲しいと願っていますが、昨日の朝は東京も四国でも積雪があるなど、余寒はまだまだ続きそうで心配です。
 今年も子どもたちと楽しいプログラムを行なう予定ですが、今年は昨年できたピザ釜を使って、何か新しいメニューを考えてみたいと思っています。私や赤石さんがワクワクしないと、子どもたちもワクワク・ドキドキ・ジーンとしないので、しっかりとプログラムサービスを行ないたいと思っています。

  「この冬は 落ち葉拾いが できなくて 苗床菜園 移して作業」

  「農業と 言いつつ成果 出ぬままに お茶を濁して 六年目春」

  「今年こそ 今年こそとは 意気込むも 農業奥が 深くくじける」

  「昨年も 義農作兵衛 真似をして 食わず保存し 今年の種に」

この記事はカテゴリ 人間牧場 に投稿されました。この記事をブックマークするには こちらを。この記事へのコメントをフォローする場合の RSSはこちら。 コメント、トラックバックの受付は終了しました。