人間牧場

○世界遺産を巡る旅(その2)

 名神高速道路は揖斐川、長良川、木曽川という美濃地方を流れる大きな一級河川を相次いで渡り、ジャンクションで大きく迂回して北陸自動車道へ入りました。北陸自動車道は長良川に沿って大小五十を越えるトンネルを抜けますが、途中刃物で有名な美濃関で一度降り、物産館で昼食を取りました。長良川舞茸わっぱ蒸し料理はとても豪華で美味しくみんな満足した様子でした。
 バスは再び北陸自動車道を走り、日本の高速道路で一番高い場所や、100mを越えるこれまた一番高い箸、それに10kmを越す長い長いトンネルを抜け、白川郷へ入ったものの一旦白川郷を通り越して、岐阜県から富山県に入り五箇山へ向かいました。菅沼合掌造り集落を車窓から眺めながらいよいよ世界遺産を巡る旅の始まりです。五箇山・相倉合掌造りは今回が初めてとあって期待をしていましたが、先月1月11日に白川郷の荻町合掌造り集落を見ているので、規模が小さいので少しがっかりしました。

菅沼合掌造り集落

 それでも雪に埋もれた相倉合掌造り集落内を、この日のために妻が買ってくれた新品の雪道用の靴に、松山空港で買ったアイゼンを着け、転ばないよう注意をしながら仲間と共に歩きました。雪は予想通り前日までの寒波で2メートル近くあり、駐車場の広場では小型の除雪機がフル稼働して雪を空高く跳ね飛ばしていました。相倉合掌造り集落を出て再び菅沼を通りましたが、既にライトアップするであろう集落を撮影しようとする人たちがあちらこちらにカメラの三脚を立て準備をしていました。
 1月10日講演を頼まれやって来た前回は、大阪から特急サンダーバードで金沢まで行き、白川村役場の岩本さんに金沢駅まで公用車で迎えに来てもらって白川郷入りしましたが、今回は講演の仕事ではないのんびりゆっくりバスの旅です。車窓に流れる雪景色は僅か20日ほどなのにどこか見覚えのある懐かしい光景でした。

 

相倉合掌造り集落にて

 

 せせらぎ駐車場にバスを止めましたが、既に何台ものバスが到着していました。無制限にバスを乗り入れさせるとだいい渋滞を起こすので、バスの乗り入れは抽選に当たった100台近くに制限されているようです。それでも1台50人としても5千人の人がうごめくのですから大変な人数なのです。庄川にかかった細くて長いであい橋をその人たちと列を成して歩き荻町集落へと入るのですが、この橋はとても趣きとスリルがありました。
 私たち一行は先ず名刹明善寺を目指しました。すでに夕闇が迫っていて、雪に埋もれ雪を被った山門や鐘楼はとても迫力があり、仲間たちもカメラでの撮影に余念がないようでした。その後重文指定の和田家付近までどちらかというと裏道をゆっくり歩き、ライトアップが始まる17時30分を待ちました。本当は一度20分かけて展望台へ行った方が荻町全体の様子が分かっていいのでしょうが、時間がないため残念ながら断念しました。

  「相倉 相を愛だと 勘違い 愛媛県人 ゆえの愛嬌」

  「庄川に 架かるつり橋 であい橋 一列並び アリの如くに」

  「友だちと 荻町合掌 雪道を 明善寺まで 歩き遍路で」

  「二度目にて 荻町様子 幾分か 分かり説明 得意になりて」

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