shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年6月1日

○三つの落差

 忙しかった5月のスケジュールを締めくくるように昨日は、ご前中2ヶ月前に亡くなった伯父の49日目の納骨法要、午後は姪の結婚式、夜は久万高原町で「限界集落を話すまちづくり講演会と、これまた過密なスケジュールに翻弄された一日となりました。法要、結婚、限界集落とテーマはそれぞれ違うのですが、この三つはそれぞれ法要=高齢化と人の死、結婚式=若者の世相、まちづくり講演会=限界集落という、ある部分世相を反映した問題であるだけにその落差が大き過ぎて、夜も中々寝付かれませんでした。

 ①伯父の法要

 十二人兄弟の次男に生まれた伯父は先々月、85歳の天寿を全うして亡くなりました。80歳頃までは元気で夫婦仲よく息子夫婦と同居して穏やかな老後を過ごしていましたが、五年前頃から痴呆が出始め、認知症となりました。長男である私の親父は90歳ですが今もなお矍鑠としているのを見ると、同じ兄弟でも人生には随分差があることを感じさせてくれました。親父は親父を含めると男の兄弟が4人です、あとの3人は順番を間違えて既に亡く、一番高齢の親父だけが残っています。8人の女性の姉妹は2人が徴用先の大阪空襲で亡くなっているものの6人は夫婦元気に暮らしていて、ここにも女性が長生きするジンクスが生きているようです。

 昨日は生存している女性の姉妹は全員集まりましたが、夫は2人体調気を遣って欠席となりました。しかしみんなが認めるようにみんな高齢になって、夜電話がかると「もしや姉妹が終いでは」とドキリとするそうです。昨日の法要は11時から始まり、近くの墓地へ納骨に行き、昼食を兼ねた食事会が自宅で催されましたが、どの姉妹も「足や腰の不調を訴え、リビングの座椅子利用と相成りました。激しい高齢化社会です。話題は体の不調や病気のこと、年金暮らしなので年金問題や後期高齢者制度のこと、自分の家の内情や隣近所の噂話などなど、積もる他愛のない話には事欠かず、耳が遠くなったのか大きな声で話に花が咲きました。同席した私の従兄弟たちもええ年齢となり、それぞれリタイアしたりし始めていて、親と同じような話題に花を咲かせていました。

 そういえばこの2ヶ月で葬儀への出席は10件を超えました。ここにも高齢化社会の様々な問題がありました。

 ②姪の結婚披露宴

 昨日の結婚式の会場は松山全日空ホテルです。537組も結婚披露宴の司会をした実績を持つ私としては、結婚式への出席はダントツに多いのですが、自分の年齢に相応しているのでしょうか、結婚式への出席はこの5年間で3組に留まっています。つまり今日は久々の結婚披露宴なのです。実は姪は既に半年前ハワイの教会で結婚式を挙げていて、半年後だというのにこの頃になって披露宴です。仲人もない人前結婚とかで堅苦しさは全然ないのですが、友人たちが深く関わってまるで学芸会を見ているような面白さです。内容はバラエティ番組に登場している人の物真似100パーセントに近いような感じがしました。これも世相なのでしょう。

 昔のような家と家の結婚という古めかしくも重い空気は完全に払拭され、若い人たち中心で事が運んで行きましたが、さすがに花束贈呈だけはシュンとセンチメンタルになりました。それにしても少子化です。結婚式はこのホテルでも激減したと支配人から聞きました。今や結婚式場は斜陽化産業、葬祭式場は隆盛産業といわれ、総裁業者は度々展示説明会を開いて会員獲得に乗り出すなど激しい顧客獲得競争に躍起です。

 私はこれから最低2組の結婚式に出席できる権利を有しています。未婚の息子が2人いるからです。でもそれは淡い夢に終わる事だってあるのです。婚期は年齢が高くなり、未婚だって随分増えました。若い人たちの結婚に対する考えの変化は即日本の家庭事情でもあるようです。

 ③限界集落をテーマにしたまちづくり講演会

 この話は別立てで考えをメモしておきましょう。

  「宗教も 宗派変われば しきたりも まるで演歌か 見紛うほどに」

  「早四十九 時の流れの 速いこと 俺も坂道 下るが如し」

  「茶番劇 見ているような 披露宴 これが世相か 首をかしげて」

  「限界の 人が限界 考える 限界だろう 思いつ話す」